「アンセイン〜狂気の真実〜」は、2018年にアメリカで公開されたサイコスリラー映画です。
監督は、オーシャンズシリーズで知られるスティーブン・ソダーバーグ。
ストーカーに悩まされる女性が強制的に精神病院へ入院させられ、看護師になりすましたストーカー男が彼女の前に姿を表すというゾクッとするストーリーです。
全編iphoneで撮影されたことで話題となった映画のようですが、良い感じでそういう雰囲気が出ていて、普通に最後まで面白かったです。
映画【アンセイン〜狂気の真実〜】簡単なあらすじ
2年間ストーカー被害に悩まされていたソーヤーは、誰にも知らせずボストンを離れ、新しい街で新生活をスタートさせていた。
転職し、職場でも有望視されていたソーヤーだったが、彼女からストーカーの影が消えることはなかった。
堪りかねたソーヤーは、近所の自助グループの助けを借り、ハイランド・クリーフという病院でカウンセリングを受け始める。
ストーカー被害に遭っていることや、以前自殺願望があったことをカウンセラーに話したソーヤーは、精神病棟に強制入院させられてしまう。
警察に通報するも、助けがくることはなかった。
パニックに陥り暴力を振るおうとするソーヤーに、同室のネイトという男が病院が金のために行っている悪事を聞かせた。
そんなある日、接近禁止命令が出ているストーカー男が別人になりすまし、看護師としてソーヤーの前に現れる。
周りに真実を伝えようとしても、精神病だと思われているソーヤーの話を聞く者はおらず、訴えれば訴えるほど状況は悪化していく。
ソーヤーは、ネイトが隠し持っている携帯を借り、ボストンにいる母親に助けを求める。
娘を心配した母親が病院へ駆けつけるも、警察も弁護士も真剣に取り合ってくれる者はいなかった。
しかし、必ず助け出すとソーヤーに約束した母親の元に、ストーカー男が忍び寄っていた。
キャスト
監督 スティーブン・ソダーバーグ
- クレア・フォイ
- ジョシュア・レナード
- エイミー・アーヴィング
- ジェイ・フェイロー
- ジュノー・テンプル
- エイミー・マリンズ
映画【アンセイン〜狂気の真実〜】ネタバレ感想&評価70点
スティーブン・ソダーバーグ監督の元、全編iphoneで撮影されたサイコスリラー系の映画。
スマホで撮影しているからか終始、追われている感や覗いている感があり、映像としてもカナリ楽しめました。
映画の前半は、主人公の女性が狂っているのかもと客観的に思わせ、後半は実在したストーカー男の狂気を描いており、最後まで物語に上手く引きつけられました。
まず、主人公の女性ソーヤーがいきなり強制的に入院させられるシーンから怖い(・∀・)
カウンセリング受けに行っただけで有無を言わさず強制入院って・・・
その後は、何の薬なのかわからない物を飲まされ、どんどん正気を失っていきます。
そして、そんなソーヤーの前にストーカー男が姿を現すんですけど、精神病として入院している彼女の言うことを信じる者は誰もいません。
最初は何が真実なのか分からなくて、もしかしたらソーヤーが狂ってるのかも?と思い始めたところで、ストーカー男デイヴィッドが徐々に本性を現し始め、ラスト25分位からソーヤーとデイヴィッドの駆け引きが始まります。
とにかくデイヴィッドという男、蹴り飛ばしたくなるくらい気持ち悪い奴なんですけど、ソーヤーがデイヴィッドを挑発するシーンはけっこう面白くて、興味深かったです^^;
そう言えば、この映画ちょい役でマット・デイモンが出演しています。
引っ越しを前に、ソーヤーに助言する警察?探偵?役なんですけど、観終わるまでマット・デイモンだと全く気付きませんでした(笑)
ネタバレ
ハイランド・クリーフという病院は、保険金目当てで正常な人間までも強制入院させていました。
ソーヤーと親しくなった同室のネイトは、実は記者で病院の悪事を暴くために患者を装って潜入調査していたんですね。
しかし、ふたりの関係に嫉妬したデイヴィッドはネイトを殺害、その他にソーヤーの母親、患者のヴァイオレット、本物のジョージという男も殺害します。
デイヴィッドはソーヤーを拉致し、ふたりで暮らすための山小屋へ連れて行こうとしますが、ソーヤーに喉を掻っ切られて亡くなります。
問題の病院は、結局ネイトが残したノートが決め手となり、院長は逮捕され、今までやっていた悪事が明るみに出ます。
その後のソーヤーは職場で昇進、しかしストーカーの亡霊が彼女の元から消えて無くなることはありませんでした。
まとめ
ストーカーを描いた映画の中では、けっこう好きな作品になりました。
主人公の女性が荒っぽくぶっ飛んでいたのも面白くて良いですね^^;
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