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ネタバレ感想 【ボーイズ・イン・ザ・バンド】は名舞台を映画化した歴史ある作品で超おすすめ

netflix ボーイズインザバンド

Netflix映画『ボーイズ・イン・ザ・バンド』の配信が、9月30日(水)からスタート!

夏のニューヨークを舞台に、同性愛者である男性たちの誕生日会での一夜を描いた物語。

本作は、オフ・ブロードウェイの名作「ボーイズ・イン・ザ・バンド」を映画化した作品です。

まるで舞台を見ているようで、最後まで面白かったですよ★★★

Netflix映画【ボーイズ・イン・ザ・バンド】あらすじ

舞台は、1968年。

友人ハロルドの誕生日を祝うため、マイケルの家にゲイ仲間の友人たちが集まっていた。

そんな中、マイケルの大学時代の友人アランもパーティーに飛び入り参加。

アランは異性愛者だったため、マイケルは内心自分たちがゲイだとバレるのではないかとヒヤヒヤしていた。

そんなマイケルの思いとは裏腹に、アランはパーティーに参加していたエモリーがゲイっぽいという理由で侮辱、それを聞いたマイケルは怒りを隠せなかった。

そして、バカにされたエモリーとアランは殴り合いの大乱闘に発展。

気まずい空気が流れる中、パーティーの主役ハロルドが登場するが・・・

キャスト&登場人物

監督ジョー・マンテロ

マイケル (ジム・パーソンズ)

 

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几帳面な性格、年下のドナルドとは友達以上恋人未満のような関係。
ゲイである自分を憎んでいるため、今までのうっぷんが爆発し友人たちを傷つけてしまう。

マイケルを演じたのは、ジム・パーソンズ。
テキサス出身、1973年生まれの47歳。
ドラマ「ビッグバン・セオリー」や「ハリウッド」などに出演。
プライベートでも同性愛を公表しており、2017年にはアートディレクターの男性と結婚。2018年のブロードウェイ・ミュージカル「ボーイズ・イン・ザ・バンド」にも同役で出演。

ハロルド (ザカリー・クイント)

 

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誕生日パーティーの主役。
支度に数時間かかる不思議なオーラを放つ男。
胡散臭いルックスだが、意外と的を得たことを言う。

ハロルドを演じたのは、ザカリー・クイント。
ペンシルベニア出身、1977年生まれの43歳。
ドラマ「HEROES/ヒーローズ」や「スタートレック」シリーズに出演。
2011年には、同性愛者であることを公表した。2018年のブロードウェイ・ミュージカル「ボーイズ・イン・ザ・バンド」にも同役で出演。

ドナルド (マット・ボマー)

 

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マイケルとは土曜日しか会わず、気楽な関係を続けている。
心配性のため精神安定剤が欠かせない。

ドナルドを演じたのは、マット・ボマー。
テキサス出身、1977年生まれの42歳。
ドラマ「ホワイトカラー」では、主人公のニール・キャフリーを演じた。
2012年にゲイであることを公表しており、現在は男性パートナーとの間に、3人の子供がいる。2018年のブロードウェイ・ミュージカル「ボーイズ・イン・ザ・バンド」にも同役で出演。

ラリー (アンドリュー・ラネルズ)

 

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ハンクの恋人。
自分の浮気が原因でハンクとの関係にヒビが。
パーティーに参加したことで、その関係に変化が訪れる。

ラリーを演じたのは、アンドリュー・ラネルズ
ネブラスカ州出身、1978年生まれの42歳。
2011年のブロードウェイ・ミュージカル「ブック・オブ・モルモン」のエルダー・プライス役で知られる。
ゲイであることを公表しており、2018年のブロードウェイ・ミュージカル「ボーイズ・イン・ザ・バンド」で共演したタック・ワトキンスと交際中である。

カウボーイ (チャーリー・カーヴァー)

 

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ハロルドの誕生日プレゼントとして、エモリーから一夜限りで買春された男。
筋トレが大好きだけど、無知で何も知らない。
パーティーに呼ばれたことでとばっちりを受ける。

カウボーイを演じたのは、チャーリー・カーヴァー
サンフランシスコ出身、1988年生まれの32歳。
最近では、Netflixから配信中のドラマ「ラチェッド」のハック役として知られている。
2018年のブロードウェイ・ミュージカル「ボーイズ・イン・ザ・バンド」に同役として出演。2016年には、自身のインスタグラムでゲイであることを公表した。

エモリー (ロビーン・デ・ヘスス)

 

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ガチャガチャうるさく、ザ・オカマという感じの男。
パーティでは、マイケルの悩みの種。

エモリーを演じたのは、ロビーン・デ・ヘスス
コネチカット州出身、1984年生まれの36歳。
ゲイであることを公表しており、若い世代の子供たちに自分自身を受け入れることの大切さを伝授している。2018年のブロードウェイ・ミュージカル「ボーイズ・イン・ザ・バンド」に同役として出演した。

アラン (ブライアン・ハッチソン)

 

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マイケルの大学時代の友人。
出張でニューヨークを訪れ、招かれてもないのにパーティーに参加。
口が災いし、自分も痛い目に遭わされる。

アランを演じたのは、ブライアン・ハッチソン
ペンシルバニア州出身
ブロードウェイやオフ・ブロードウェイの舞台で活躍している。
2018年のブロードウェイ・ミュージカル「ボーイズ・イン・ザ・バンド」に同役で出演。

バーナード (マイケル・ベンジャミン・ワシントン)

 

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9人の中では一番おとなしめの男。
ピアノが得意。パーティーでは、マイケルに酷く傷つけられてしまう。

バーナードを演じたのは、マイケル・ベンジャミン・ワシントン
テキサス州出身、1979年生まれの41歳。
2001年ブロードウェイ・ミュージカル「マンマ・ミーア」や2018年「ボーイズ・イン・ザ・バンド」に同役として出演。
最近では、Netflixから配信中のドラマ「ラチェッド」でラチェッドに恋するグウェンドリンの夫トレヴァーを演じた。

ハンク (タック・ワトキンス)

 

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ラリーの恋人。
ラリーと出会ったことで、妻とは離婚。
しかし、ラリーの浮気癖に悩まされている。

ハンクを演じたのは、タック・ワトキンス
カンザス州出身、1966年生まれの55歳。ドラマ「デスパレートな妻たち」などで知られている。2018年には、ブロードウェイ・ミュージカル「ボーイズ・イン・ザ・バンド」に同役として出演。
翌年からは、同作品で共演したアンドリュー・ラネルズと交際中である。
男の子と女の子の養子を迎え入れている。

Netflix映画【ボーイズ・イン・ザ・バンド】評価98点

 

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「ボーイズ・イン・ザ・バンド」は、1968年にオフ・ブロードウェイで初演を迎え、当時としては珍しく同性愛者が抱える問題を真正面から描いたことで知れ渡り、2年後の終演まで1000回以上に渡り上演された名舞台です。

1970年には、ウィリアム・フリードキンにより「真夜中のパーティー」として映画化。

その後、2018年には、50周年を記念しブロードウェイでリバイバル版となる同名「ボーイズ・イン・ザ・バンド」が上演され、トニー賞、演劇リバイバル賞を受賞しました。

 

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↑2018年当時の写真。

今回、Netflixで配信がスタートした「ボーイズ・イン・ザ・バンド」には、2018年のリバイバル版からの出演者や制作陣が再集結していることでも話題を集めています。

監督は、2018年のリバイバル版で演出を手掛けたジョー・マンテロ。
プロデューサーは、「Glee」や「アメリカン・ホラー・ストーリー」、「ラチェッド」で知られるライアン・マーフィー。

ライアン・マーフィー自身も同性愛者であることを公表しております。

ブログを書きながら気付いたのが、舞台の初演が1968年ということは、1969年6月にニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジにあるゲイバーで起こった有名な暴動「ストーンウォールの反乱」よりも先だということ!

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「ストーンウォールの反乱」とは、日頃から警官たちに酷い目に遭わされていたLGBTQ当事者たちが、初めて警官に立ち向かった暴動として世界中で語り継がれています。

「ボーイズ・イン・ザ・バンド」では、ゲイの方たちが抱く問題や苦悩などが真正面から描かれているので、当時それに触発されたLGBTQ当事者の方たちも多くいたかもしれないし、もしかしたら「ストーンウォールの反乱」の先駆けになったのが「ボーイズ・イン・ザ・バンド」だったのかもしれないと思うと、すごく歴史を感じる作品でもあります。

当時のアメリカでは、同性愛者というだけで警官から殴る蹴るの暴行を受けたり、職を得ることができなかったり、怖ろしい治療をされたりしていたわけですが、そんな時代にオフ・ブロードウェイとは言え、ゲイの人々を描いた舞台が上演されたということ自体が奇跡みたいな出来事だと思うんですよね。

制作側や出演者たちにとってみれば、相当な覚悟が必要だったと思うけど、逆にこの舞台から勇気や希望を貰った人たちも沢山いたんだろうな。

LGBTQ当事者の権利獲得運動のキッカケを作ったかもしれない舞台が映画化され、こうやって家にいながら視聴できるって本当ありがたいです。

映画【ボーイズ・イン・ザ・バンド】ネタバレ感想

さて、感想の方ですが予想していたよりも遥かに面白かったです。

映画なのにまるで舞台を見てるような気分になるんですよ!
2018年のリバイバル版は見てないけど、どんな舞台だったのか目に浮かぶわー(^^)

特に、バルコニーでのダンスシーンと、その横でケーキを食べるハンクの姿がブロードウェイ・ミュージカルを見ているようでちょっと感動。

で、物語はハロルドの誕生日を祝うため集まったパーティでの一夜なんですけど、おっさんたちの集まりなのに、めっちゃ可愛いのよ。

パーティーするほど仲良しなのに、嫌味でお互いをチクチク攻撃し合ったり、彼らの会話ならホント延々と聞いてられますww

特に前半は面白く、中盤から後半にかけてはゲイであることの悩みなど重い内容に変わっていくので、見どころが満載であっという間の120分でした!

まず、主人公マイケルを演じたジム・パーソンズの演技が最高。

Netflixから配信中のドラマ「ハリウッド」では、俳優志望の若者に立場を利用して性的関係を迫るマネージャーを熱演していましたが、あの時から演技がリアルですごいなーと思ってたんですよ。

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喋り方から表情、動き方とか全てがしなやかで、おっさんなのにまるで女性を見ているような不思議な感覚に陥るんですよね。

で、ジム・パーソンズ演じるマイケルは、一見普通にゲイライフを楽しんでいるように見えるけど、心の中ではゲイである自分を酷く憎んでるんです。

それが、久々に再会した大学時代の友人アランから侮辱されたことがキッカケで、一気に大爆発を起こしパーティーに参加していた友人たちを傷つけまくってしまいます。

マイケルがどんどん嫌な男になっていくのが見てて可哀想でした。

楽しかった前半とは違い、後半は重かったですね。
今までの人生で一番愛したたった1人の人に電話をするというゲームを始めたことで、参加者たちは、思い出したくなかった過去や、本当の自分と向き合うことになります。

やっぱり、パーティーを掻き乱しちゃったのはアランだと思うんですよね。
招かれてもないのに、勝手に飛び入り参加して、マイケルの友人エモリーを侮辱するシーンは見ていて腹立たしかった。

同性愛者が嫌いで気持ち悪いって思う気持ちは人それぞれだけど、それを露骨に態度に出すのはマジで勘弁して欲しい(●`ε´●)

マイケルは、エモリーを侮辱されたことで、自分自身をも否定されたと感じ、結果あんな暴走に走っちゃったんだろうね。

9人みんなそれぞれ問題を抱えてるけど、あの感じを見るとマイケルが一番重症っぽいのかなー。友人に散々意地悪して傷つけて、皆が去ったあと我に返ったときの絶望してる顔がなんとも言えなかったですね。

次に、ラリーとハンクの関係も見どころのひとつかなと思います。

ラリーを愛してるがために、子供がいながら妻と離婚したハンクと、そんな彼の気持ちなど考えず浮気ばかりするラリー。

一見冷めきってるように見えるけど、アランが登場したことでラリーが嫉妬し始めたりと、何かと見入ってしまう部分が多かったです。

ちなみに、ラリーを演じたアンドルー・レイノルズと、ハンクを演じたタック・ワトキンスはプライペートでも恋人関係なんですよ(^^)

個人的に、チャーリー・カーヴァー演じたカウボーイが大好きww

エモリーに20ドルで購入された商品として登場したり、全然重要な役どころではないんだけど、とにかく存在が可愛い♥

ハッピバースデーの歌をうたいながら登場するシーンはなんか最高でしたねww

つい先日配信がスタートしたNetflixドラマ「ラチェッド」を見てから、チャーリー・カーヴァーのファンになっちゃいまして^^;

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雰囲気がほんわかしてるせいか、ラチェッドのハック役や、ボーイズ・イン・ザ・バンドのカウボーイもピッタリはまり役だと思う〜。

結局、誕生日パーティーは最悪な結果として終わっちゃうんだけど、もしかしたら傷つけられた方も、自分自身と向き合う良いキッカケになったのかもしれないですね。

マイケルが嫌な人間なのではなくて、1968年という時代が特に彼をそうさせたのかなと感じました。

そう考えると、自身がゲイだと認められず攻撃することで自分を守っていたアランもマイケルと同じかもしれないですね。

マイケルからあんなに嫌味言われたハロルドですが、帰り際「明日電話するよ!」って言ってたのがサバサバしてて良かったし、ハロルドへのプレゼントに添えたマイケルのメッセージは公開されなかったけど、素敵な言葉だったと信じたい(^^)

まとめ

今回は、本日より配信がスタートした映画「ボーイズ・イン・ザ・バンド」の感想でした。

笑い有り、共感できる部分有り、涙ありで最後まで面白かったです。

映画も良かったけど、ミュージカル見てみたかった(泣)

めっちゃ良い作品なので興味のある方は是非!