2017年公開のサスペンス・ホラー映画【ザ・ボルト金庫強奪】
大好きなNetflixドラマ【オレンジ・イズ・ニュー・ブラック】で「ペンサタッキー」を演じたタリン・マニングの名前をキャスト欄で見つけたので早速観てみました!
姉2人は、しくじった弟を助けるために計5人で銀行強盗を計画し押し入るが、多額の金がある地下金庫には怖ろしい秘密が隠されていたというストーリー。
前半は、普通に緊迫感のある銀行強盗を描いたストーリーですが、途中からサスペンス・ホラーに変わります。
ストーリーの薄さを感じる部分はあるけど、全然普通に最後まで観れました!
映画【ザ・ボルト金庫強奪】簡単なあらすじ
夕方5時、センチュリオン信託銀行に5人組の強盗犯が押し入り、人質7人を取って立てこもる。
強盗団の中には、しくじってギャングから命を狙われる弟と、弟を助けようとする姉ふたりも含まれていた。
計画では、50万ドル強奪するつもりの5人だったが、金庫を開けてみるとたったの7万ドルしか入ってなく、完全に計画が狂う。
そんな様子を見ていた人質の業務部長が、警報の解除を5時20分までにしなければ警報が鳴り警察に連絡が行くようになっていると話し、力になる代わりに暴力を振るわないと約束してくれと頼んだ。
無事警報の解除を終え、地下金庫のことを聞き出した。
個人金庫には合計で約600万ドルあるらしく、クレイマーとヴィーが地下へ向かった。
アナログ式の金庫に悪戦苦闘しながらも、金庫の解錠に成功。
しかし、地下が映し出されている監視カメラの様子を見てたヴィーとリーアは、クレイマーの様子がおかしいことに気付く。
その頃、クレイマーは地下で人影を見ていた。
その人影は、一人二人と増え、どんどん近づいてきて・・・
キャスト
監督 ダン・ブッシュ
- タリン・マニング
- フランチェスカ・イーストウッド
- ジェームズ・フランコ
- スコット・ヘイズ
- クオリアンカ・キルヒャー
- キース・ロネカー
- クリフトン・コリンズ・Jr
- ジェフ・ガム
映画【ザ・ボルト金庫強奪】ネタバレ感想
金庫強奪のクライム・サスペンスかと思いきや、途中からサスペンス・ホラーに変わります。
最初からけっこう緊迫感もあるし、こういう展開ってあまり観たことがないので、けっこう好きです。
でも、もう少し深堀りしてほしい部分や意味が分からないところもありましたね。
例えば、明らかに姉弟のヴィー、リーア、マイケルの間で過去になにかあったとうかがえるのに、その部分がきちんと描かれてなくて疎かになっています。
思わせぶりなだけなら、最初からそういうシーンはいらないなぁと思います。
もうひとつは、ココ。
1982年にセンチュリオン信託銀行は残忍な強盗犯に押し入られ、狂気の男は行員同士で殺し合いをさせたり、数人は地下金庫で生きたまま焼かれ殺されたけど、男はそのまま逃げ切り現在も捕まっていないという情報がありました。
地下に出現する幽霊は、無残に殺された行員たちだと分かりますが、じゃー、あのマスクの男はダレ?
犯人は逃げたはずだけど、幽霊たちに殺され地下金庫に連れ戻されたってこと?
なんで、被害者と加害者が手を組んで一緒に襲いかかってくるの?(笑)
この辺がちょっと理解できなくて残念ですが、オチはけっこうよかったです。
人質が救出されたあと、警察署で衝撃的な事実が明らかになります。
人質は、間違いなく7人だったと証言する行員たちですが、実際救助されたのは6人。
ひとり足りない・・・えっ、この展開怖いんですけど( ゚д゚)ハッ!
そう!あの口ひげの業務部長、実は1982年に銀行で殺された被害者だったのです。
人質はみんな縛り上げていたはずなのに、警察無線に銀行から「人質を取って強盗が押し入った」と通報が入っていた部分も、1982年からの通報でした。
業務部長は、当時犯人のすきを狙って警察に通報、そして犯人に見つかり無残に殺されたようです。
中途半端になっている部分もあるけど、普通にハラハラしながら観れましたし、キャストの演技もよかったです。
オレンジ・イズ・ニュー・ブラック以外で、タリン・マニングが出演している映画を初めて観たんですけど、あのがさつで荒ぶったタリンをみていると、ペンサタッキーを思い出しなんだかホッコリしました。
そして、リーア役のフランチェスカ・イーストウッドは、クリント・イーストウッドの娘ですね!
何かとお騒がせなセレブ娘ですが、可愛いし演技もまぁまぁよかったですよ♪
まとめ&評価78点(100点中)
ホラーとクライム・サスペンスを一気に見れちゃうので、お得な作品ですね^^;
しかし、こういう映画はネタバレ読まないで観たほうが衝撃があり面白いとおもいます。