Netflixドラマ『ヴァルハラ連続殺人事件』の配信が3月13日(金)からスタートしました!
アイスランド・レイキャビクで起こった連続殺人。
捜査に協力するため故郷に戻った捜査官と、犯人逮捕に執念を燃やす女刑事が、一枚の写真を手がかりに犯人を追い詰めていく物語。
楽しみにしていたドラマなので、早速全話観ました!
薄暗い雰囲気に加え、ストーリー展開にも惹きつけられて普通に最後まで面白かったです。
Netflixドラマ【ヴァルハラ連続殺人事件】シーズン1・あらすじ
アイスランド・レイキャビク
ある日、10箇所以上刺され、瞼を切られた男の遺体が発見された。
身元不明だったが、手に掘られたタトゥーを見た捜査官カタは、男がソー・インギマッソンだと気付き、男の彼女に話を聞きに行く。
ソーの彼女によれば、殺害される直前黒い服の男に後を付けられているようだった。
そんな中、第2の殺人事件が発生。
被害者は、投資家のオマールという男だった。
遺体の様子から見て、犯行は同一犯によるものだと考えられた。
24時間以内に連続殺人が発生したことから、オスロの警察に応援要請を行い、アルナー刑事が捜査に加わる。
アルナーは、被害者たちが無防備な状況で襲われていることから、顔見知りによる犯行だと考えた。
カタとアルナーは、オマールの妻と娘に会いに行き、オマールの息子ラグナーを捜査対象に上げた。
アルナーは、一枚の写真を入手。
そこには、12人の少年たちと共に被害者2人が一緒に写っていた。
被害者たちの共通点が見つかったが、いつドコで撮られた写真なのか分からない。
そして、捜査対象に上がっていたラグナーが、父オマールの告別式に姿を現す。
アルナーとカタは、ラグナーを取り押さえ事情聴取を行った。
しかし、ラグナーは父の金を盗もうとしただけで、殺害に関しては無実のようだった。
アルナーは、ラグナーにあの写真を見せ、昔オマールが働いていたヴァルハラという少年養護施設のものだと判明する。
現在は閉鎖されているヴァルハラだが、アルナーたちはそこで新たな遺体を発見。
被害者は、写真に写っていた女性ブリンニャだった。
写真に写っている人間が次々と殺害されていき、アルナーとカタは、当時施設にいた少年立ちに話を聞くことにした。
当時少年だった男の証言で、殺害された3人は施設の職員だったことが判明する。
施設の職員たちは、入所している少年たちに虐待やレイプを繰り返していたのだ。
そして、写真を撮影した4人目の職員が存在する事を知ったアルナーとカタは、彼の家へ急ぐが、ふたりが到着したころにはすでに瀕死の状態だった。
キャスト
- ニーナ・ドッグ・フィリップスドッティル
- ビョルン・トールス
- ベルグル・エッピ
- アルディス・ハミルトン
- シグルズル・スクーラソン
- ティンナ・ハフニスドッティル
- アンディス・フリューン・イギルスドッティル
Netflixドラマ【ヴァルハラ連続殺人事件】感想&評価77点
アイスランド・レイキャビクが舞台。
レイキャビクってアイスランドの首都なんですね!
恥ずかしながら、知りませんでした^^;
薄暗い街の雰囲気とかけっこう好きなので、風景だけでも楽しめました。
本作は、連続殺人に加え、捜査官たちが抱える家族のゴタゴタみたいなのも同時進行で進んでいきます。
まず、聞き慣れない名前と登場人物が多いので、頭の中で整理しながら見ないと、途中で誰が誰なのか、間違いなく分からなくなります(笑)
全8話までありますが、3話くらいまでダラダラした感じなので、退屈に感じるかもしれませんが、4話辺りからストーリーが動き始めます。
主人公の女捜査官カタは、離婚後、高校生の息子と実母との3人暮らし。
明らかに誤解されてしまいそうなタイプの女性なんですね。
短気で刺々しく、職場や家でも孤立してる感じの女性です。
一人息子のカーリーが、女子高生のレイプ事件に関わっていると勘違いしたカタは、警察官でありながら証拠品の隠蔽を行ってしまいます。
結局、カーリーはレイプを目撃して、告発しようとした側だったんですけど、そのせいで親子の間に亀裂が・・・(T_T)
なんか、捜査中も乗り込まなくていい場面で大失敗したり、時々イラッとしました。
一方の捜査官アルナーは、父親との確執が原因で心に大きなキズを抱えています。
アルナーの家族は、教団の信者なのでそれが原因なのでしょう。
そして、アルナーはゲイなんですね。
『いきなりこのシーン何!?』って思ったけど、ドラマを最後まで見れば、なぜあのシーンを視聴者に見せたのか、何となく分かる気がします。
単純なドラマではないので、少し考えないと理解できない部分もあるんですけど、特に後半は面白かったです。
容疑者らしき人物が次々と捜査線上に上がるんですけど、まさかの黒幕はあの人でした( ゚д゚)ハッ!
ネタバレ
簡単にネタバレすると、本当の黒幕は、検事総長のピエトルという男です。
ヴァルハラ少年養護施設を開設したのも、この男ってわけです。
自分の施設で職員たちと共に少年たちにレイプを繰り返していたんですね。
ちなみに、オマールの息子も幼い頃、父の友人だったピエトルに暴行され、ソーの息子ファンナーもピエトルに暴行され、その後自殺します。
被害者たちの腕に刻印を入れたのは、忘れさせないため。
誰が誰を殺害したのか、ゴチャゴチャしているので、まとめると・・・
当時行方不明になった少年トミは、レイプされる途中男たちに殺害されました。
当時、同じ施設にいた少年で、現在は服役中の男がトミの父親に真相を話し、息子が殺害されたと知った父親が復讐のために、ソー、オマールそしてブリンニャを殺害。
一時、捜査線上にいた元少年ステイ二にも暴行を加え、その後カタから奪った拳銃で自殺しました。
4人目の職員グドムンドルは、唯一少年たちに何もしなかった職員ですが、元同僚たちが殺害され、真相を話す決意をしたときに、殺されてしまいます。
犯人は、たぶん検事総長のピエトルだと思うんですけど、登場人物が多すぎてゴチャゴチャになっているので、間違っていたら申し訳ないです^^;
よく分からなかったのが、警察本部長のマグヌス。
彼も少年たちに暴行レイプしていたのでしょうか?
驚いたのが、マグヌス夫妻はアルナーの里親だったということ。
アルナーはマグヌス夫妻が引き取った最後の子供ですが、それまでは10〜16歳の男の子みを里子にしていたようです。
そう考えると、マグヌスも小児性愛者だったのか、どうなのか・・・・
観ていたのに分からないとか、本当おバカですね(笑)
そんなマグヌスが一連の犯人だと確信したカタは、ひとりで検事総長の家へ向かい、マグヌスに対する捜査申請を直談判しに行きます。
本当の黒幕が目の前にいるとも知らずに・・・
案の定、ピエトルに薬を飲まされ意識を失い、海に捨てられそうになるカタですが、アイナーがそれに気付き、港へ急ぎます。
アイナーは、ピエトルに刺されますが、その後カタと共に無事救助されました。
アイナーと共に海に転落したピエトルの遺体は上がらず、捜索が続く中、2件の殺人と施設での性的虐待の罪で裁かれることになりました。
マグヌス本部長も取り調べを受けているみたいですね。
まとめ
アイスランドの独特な雰囲気に惹かれて最後まで楽しめました!
捜査線上にあがる容疑者も次々と入れ替わるので、飽きずに見れるとおもいます。
ただ、誰が誰を殺害したのか、もう少しクリアに描いてほしかったですね^^;
新作なので、よければ是非ご覧になってみてください。