今回は、2007年公開の映画「ヒルズ・ハブ・アイズ 2」を観た感想です!
2年前の惨劇を調べるため、砂漠にある炭坑を訪れた米軍兵士が食人鬼たちに襲われていく物語。
本作は、2006年公開の映画「ヒルズ・ハブ・アイズ」の続編として製作され、核実験が行われた砂漠が舞台となっております。

前作が超怖かったのですごく期待したんですけど、完全に別物でしたね。
まぁ、コレはコレで面白かったですよ(^^)
映画【ヒルズ・ハブ・アイズ 2】 あらすじ
旅行中の家族が食人一家に惨殺されてから2年。
米国軍は事件発生からの数週間、一帯の掃討作戦を実行し、極秘に監視装置の設置を行い調査していた。
しかし、現地からの連絡が途絶えたことで訓練中の新兵たちが派遣されることに。
ミルストン軍曹率いるチームは、16区と呼ばれる砂漠の軍事基地に到着するが、見渡しても誰一人いない。
そんな中、突然助けを求める無線が入ったことで、ミルストン軍曹は部下を連れ丘を登り始めるが、彼らを待ち受けていたのは人間とは思えない風貌の食人鬼たちだった。
次から次へと兵士が殺されていき、女性兵士のミッシーが連れ去られてしまう。
キャスト
監督 マーティン・ワイズ
- マイケル・マクシミリアン
- ジェシカ・ストループ
- ダニエラ・アロソン
- ジェイコブ・バルガス
- フレックス・アレクサンダー
- マイケル・ペイリー・スミス
- ジェフ・コーバー
- リー・トンプソン・ヤング
- エリック・エデルスタイン
- ベン・クローリー
映画【ヒルズ・ハブ・アイズ 2】ネタバレ感想&評価76点
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放射能の影響により変異した食人鬼に襲われる映画の第二弾です!
前作が面白すぎて我慢できず、2日連続で観ちゃいましたww
一応、「ヒルズ・ハブ・アイズ」の続編みたいな形ですが、前作とは雰囲気がガラリと違うし、”2年前、あの砂漠で一家が惨殺された”ということ以外、あまり繋がりは感じられません。
ストーリー設定や展開が微妙だなーと思って調べてみたら、監督変わってる・・・。
前作は、グロ映画で有名な「ハイテンション」の監督アレクサンドル・アジャなんですね。
2で監督を務めたのは、マーティン・ワイズという方なんですけど、誰だかサッパリ。
監督が変わったから微妙なのか知らんけど、正直前作ほどの恐怖感はあまり感じなかったです。
ただ、前作と比べなければそこそこ楽しめる作品ではあると思います(^^)
まず、映画冒頭の出産シーンがエグイこと・・・。
食人一家に捕まって、子孫を残すためレイプされ、縛られたまま出産しているんだけど、ゾッとしますよ。
足の爪の長さから考えると、カナリ長い期間捕まって縛られてるんだろうね。
女性の場合捕まれば最後、レイプされ出産マシーンとして利用された後は、即殺されてしまいます。
簡易トイレに生きたまま捨てられた男性とか、人間を捕まえ、すぐに殺さず弄んでいるところを見ると、前作の食人一家よりも凶暴性が増しているような気がする。
食べるために殺すってよりも、殺しを楽しんでるみたいな印象ですかね。
で、登場する食人鬼たちの姿が、もはや人間ではないんですよ。
前作の食人一家は、放射能の影響を受けて奇形になったのが多少感じられたけど、今回のって奇形通り越してモンスターなんですww
米軍兵士 vs モンスターってことで、放射能がどうのこうのって設定がもうどうでもよくなってるのよ。
放射能の影響を受け食人種に変異したって設定が面白かったのに、なんか色々残念だなー。普通に観れる作品だけど、こういう兵士とモンスターが戦う系の映画って数多くあるから、普通すぎて勿体ないなと思う、前作が良かっただけにね。
それに、ツッコミどころも満載なんですよ。
怪物たちに襲われ仲間も殺されてるあの状況でひとりおしっこ行くなよ、女兵士!!
まさか、あの流れの後おしっこすると思わなかったからビックリしたww
仲間に声も掛けず、プハーッってしてるときに、そのまま連れ去られるとかコントかって思うわ。
全体的に緊張感がゼロなので、観ててイラっとするシーンがちょろちょろあるし、新兵とはいえ訓練を受けた兵士のくせしてみんな弱っちぃーーー。
武器も装備してるのに、生き残ったのはたった3人っていうちょっと無理がある感じも痛いところ。
しかも、彼らの前に派遣されてたチームも皆殺しにあったんでしょ。
そう考えると、前作のマスオさんがどれだけ強かったのかって話よww
何の装備もないままで、化け物の大半ひとりで殺すんだからね。
前作同様、人間を助けてくれる優しい化け物も登場するんだけど、このストーリー設定も完全に滑ってますね。
前作では、赤パーカーの女の子が少年と赤ちゃんを助けようとしたり、彼女に感情移入できる部分もあったけど、本作の優しい化け物は何なの?
いきなり現れ、ちょっと優しくしてそのまま退場だから意味不明過ぎる。
赤パーカーの少女と違って、話が繋がってないんですよ。
優しいキャラの化け物を登場させるなら、前後の部分も付けてほしかった。
結局生き残ったのは、弱キャラだったナポレオン、めっちゃ美人のアンバー、おしっこの最中連れ去られレイプされたミッシーの3人のみ。
弱キャラがけっこう強いのは前作と同じですね。
興行収入、評価ともにあまり伸びなかったようですが、前作と比べるからダメなだけであって、この作品単体で見れば普通に面白かったと思います。
ちなみに、続編である本作も胸糞悪いレイプシーンがあるので要注意です。