『スタンド』は、2016年に公開されたアメリカのスリラー映画。
ベトナムの村で地雷だらけのジャングルに迷い込み、うっかり地雷踏んじゃった兄弟のストーリー。
『迷い込んだジャングルは脱出不能の地雷原』という謳い文句に誘われ観たけど、イラつくくらい面白くなかったです(笑)
映画【スタンド】簡単なあらすじ
ベトナムで英語を教えている兄アレックスの元に、弟で兵士のボブがアメリカから訪ねてくる。
ふたりは車を走らせ目的地へ向かっている途中、アレックスは路上で屋台を発見し車を停車させた。
しかし、その直後村の子供がボブのスマホを強奪し逃走。
子供に反撃されながらもスマホを取り返そうと後を追うボブだが、逃げ足が早くジャングルの中へ入ってしまう。
ジャングルに地雷が埋まっていることを知っているアレックスは、止めようと叫ぶがボブの耳には届かない。
アレックスもボブを追ってジャングルの中へ入り、その直後スマホを盗んだ子供が誤って地雷を踏み亡くなる。
目の前でその様子を見てしまったアレックスとボブはパニックに陥り、直後ふたりとも地雷らしき物を踏んで動けなくなるが・・・
最新コミックも600円分無料で読める<U-NEXT>
キャスト
監督 コスモス・キンダリウス
- ルーク・オルブライト
- ルイス・カラーソ
映画【スタンド】ネタバレ&感想と評価28点
地雷が埋まったジャングルで彷徨い続けるのかと思ったら、全然違ったわ(●`ε´●)
ふたりともジャングルに迷い込むけど、即地雷らしき物踏んじゃうから、全く動きません(笑)
映画も半分近く進んだところでやっと映画のタイトルに気付き、ガッカリしました。
・・・・・『スタンド』
はぁ・・・立ってるって事なのね(´・ω・`)
現実逃避のためにベトナムに逃げてきた兄のアレックスと、兄に嫉妬ばかりしているくせに後を追ってきた二等軍曹の弟ボブ。
映画の冒頭から嫌な予感したんですよ・・・
アレックスは下品極まりないし、ボブは嫌味っぽいし。
最初からふたりの雰囲気や会話に何も惹きつけるられるものがありませんでした。
ストーリーもよく考えれば変だと思うんですけどね。
だって、スマホを盗んだのは近所の村の子でしょ?
それなら、あの辺りに地雷が沢山埋められていることも知っていたと思うけど、あっさりジャングルに入って、ものの数秒でドカンっですからね。
よそ者のアレックスですら地雷原のことを知っていたのに。
アレックスとボブが地雷を踏んだ後は、ひたすら2人のどうでもいい会話を聞かされます。
本当『それ今話さなきゃダメなの?』ってツッコミ入れたくなるようなしょうもない話を延々とするので見ていてウンザリ。
まるで兄弟が立ち呑み屋でお喋りしているみたいで、状況は絶体絶命なはずなのに危機感が感じられませんでした。
もうね、ここまでくると何の映画見せられているのか分からなくなります^^;
何か起こりそうで起こらないつまらない映画ってあると思うんですけど、本作に関しては何か起こりそうな予感すらしませんでした(笑)
夜になると、待ちに待ったトラが登場するんですけど、2人を襲いもせずドコか行ってしまう始末・・・。
完全に、唯一の見せ場を逃してしまいましたね。
『きっと、この映画最後までこんな感じなんだ・・・』ほぼ諦めモードに入ったとき、ラストギリギリでアレックスが毒蛇に噛まれてくれます!
最初は、ボブに隠していたんだけど、どんどん毒が回ってフラフラに。
早く薬を打たなければという思いで、アレックスは地雷から足を離して助けを呼びに行く決意をします。
ここまで引っ張って、埋まってたのが石なら笑えるわーと思ったら、アレックスあっけなく爆死( ゚д゚)ハッ!
アレックスの血が顔中に飛び散り、一人取り残されたボブ。
彼も足を離します・・・・
最後は期待を裏切りませんでした。
ボブが踏んでたものは、すでに処理された後の地雷だったので最初から爆発なんてしなかったのです。
何となく想像できたオチでした。
”ボブも吹き飛ばされて死ぬ”
”踏んでた物は実は地雷じゃなかった”
のどちらかじゃないと、映画として収まらないでしょうから^^;
地雷が埋まったジャングルに迷い込むとか、一見パニック系の映画のように見えるけど、実は誤解しあっていた兄弟の和解がメインだったのかもしれませんね。
ジャングルということで、勝手に『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』みたいな映画を想像していた自分がバカでした。
