Netflix映画『その住人たちは』の配信が3月25日(水)からスタートしました!
職を失い自宅を手放すことになった元重役の男が、元自宅に越してきた家族に執着し、怖ろしい企みを抱き始める物語。
ストーリーが薄っぺらいなと感じる部分はあったけど、普通に最後まで観れる映画でした。
男の嫉妬も怖いですね^^;
Netflix映画【その住人たちは】あらすじ
広告会社の元重役ハビエル。
プライドが高いハビエルは、面接に出向いても採用されず生活はどんどん困窮していった。
そして、豪邸から安アパートに引っ越しを余儀なくされたハビエル一家。
妻のマルガと息子のダンは、新しい生活に馴染むため努力するが、ハビエルは元自宅に対する執着心が消えなかった。
元自宅のマンションに新しい住人が越してきた事を知ったハビエルは、その日から一家を監視するようになる。
一家が外出したのを確認した後、ハビエルは合鍵を使いマンションに侵入、そして住人のパソコンを覗いたハビエルは、一家の主であるトマスがアルコール依存症で断酒会に参加していることを知り、自らも身元を偽って会に参加した。
ハビエルはトマスと知り合い、善人の顔をしながらあの手この手でトマスの家庭を壊そうとする。
トマスの自宅に招待されたハビエルだったが、そこでマンションの庭師の男に見られてしまい、事態は一変してしまう。
キャスト
- ハビエル・グティエレス
- マリオ・カサス
- ブルーナ・クシ
- ルス・ディアス
Netflix映画【その住人たちは】ネタバレ感想&評価72点
めちゃくちゃ粘着質な元重役の男を描いた物語です。
ツッコミどころはあるものの、トータルで考えれば普通に面白かったとおもいます。
長年、良い暮らしをしていたハビエルは、職を失ったあとも生活のレベルを落とすことができません。
家族がいるのに、自分本位で全く置かれている状況が見えてない男なんですけど、愛着のある元自宅に新しく一家が越してきたことで、一家に執着し始め、あの手この手で引っ掻き回そうとします。
確かに、長年暮らし、仕方なく手放さなければいけなくなった元自宅に他人が引っ越してきて、幸せそうな姿を見ちゃうと複雑な気持ちになるのは理解できます。
理解できるけど、一家の主を破滅に追いやるのはヤリ過ぎ。
だって、ハビエルが職を失ったのも、家を手放したのもトマスに何の責任もありませんから。
トマスに付きまとう暇があれば、頑張って職探ししろよって感じですが・・・
職探しより、トマスを破滅させるという大きな目標ができたハビエルの悪巧みはどんどんエスカレートしていきます。
しかし、庭師の男に悪巧みがバレたことで事態は一変。
男からゆすられる事になったハビエルですが、この庭師がド変態でした(-_-)
トマスの5〜6歳の娘モニカの洗濯前の下着を盗んでこいと・・・
しかも、匂いが消えないようにジッパー付きの袋まで用意してます。
本当、小児性愛者って気持ち悪いですね。
映画だと分かっていても、キモすぎてゾッとしました。
結局、ハビエルは庭師の男を殺害するんですけど、その後はトマスの妻ララに、トマスが飲酒をしているだの嘘を付き、夫婦関係を破滅に追いやっていきます。
ただ、つい最近夫が断酒会で知り合った男ハビエルを、簡単に信じてしまう部分にストーリーの雑さを感じます。
それに、トマスが国内2位の運送会社副社長だと分かった時点で、簡単にオチが読めました^^;
社長は、ララのお父さんなので、トマスを始末してララと良い関係になれば自分が跡継ぎになれる可能性大ですからね。
ずる賢くて粘着質なハビエルは、トマスを事故に見せかけ殺害、そして思惑通りララと再婚して、良い暮らしを手に入れます。
ハビエルには元妻マルガと一人息子ダンの存在がありましたが、邪魔になったのでふたりを捨てます。
しかし、一連の事件にハビエルが関係していると感づいた元妻は、警察に通報すると脅すものの、逆に脅され黙るしかありませんでした。
どこまでもズル賢くて汚い男が全てを失う場面をもう一度見たかったけど、残念ながら逮捕はされません。
ララは、夫トマスのアルコール依存症であんなに苦しんだのに、夫が亡くなった後、断酒会に参加している男とそんなに簡単に再婚しますか!?って話ですよね^^;
ストーリー展開が雑だし、ありがちなオチではあったけど、ラストまでハラハラしながら楽しめました!
新作なので、よければ今週末にご覧になって見てください♪