Netflixドラマ【クリスマスのあの日私たちは】の配信が、12月6日(金)からスタートしました!
クリスマスの日、3姉妹が森の中で警察から逃げる男とその娘に遭遇、娘を預かったことで家族の人生が大きく変わってしまう物語。
スペインドラマで全3話で構成されており、3つの時代にまたがってストーリーが進んでいきます。
結論から言うと、普通に面白かったですが、サスペンスではなくヒューマンドラマでした!
Contents
Netflixドラマ【クリスマスのあの日私たちは】あらすじ
エステル、アデラ、マリアの3姉妹は、箱入り娘として両親から大切に育てられていた。
あるクリスマスの日、3人は森の中で警察から逃げる傷だらけの男とその娘に遭遇する。
男は、日没前まで娘を預って欲しい欲しいと頼み、戸惑いながらも3姉妹は家の納屋に女の子を隠すことにした。
女の子の名前はバレンティア、2年前に母親を失くした15歳の少女だった。
しかし、家に出入りしていた医者のフアンがバレンティアを納屋から家に連れ出し、3姉妹の両親にバラしてしまう。
3姉妹の父マテオは、家族がトラブルに巻き込まれることを恐れ、バレンティアを匿うことに大反対だった。
なぜなら、警察隊長のマヌエールは暴力的で危険な男だったからだ。
しかし、3姉妹の母イザベルに説得され匿うことに。
そんなとき、隊長のマヌエールがバレンティアを探しに家へやってくる。
横暴な態度で家中を探し回り、終いには子供たちの目の前で銃を乱射、マヌエールが2階へ行ったすきを見計らい、3姉妹はバレンティアを連れ凍った湖へ逃げた。
湖の上には今にも割れてしまいそうな薄い氷が張っていた。
マヌエールも4人を追い、凍った湖の上までやってきたが、子供たちを撃とうとした瞬間、氷が割れて湖へ落下する。
しかし、3姉妹もその家族も誰一人マヌエールを助ける者はいなかった。
その後、4人は姉妹として育てられ家族となったが、数年、数十年と経過するごとに家族の秘密が次々と明らかになっていく。
キャスト
- ビクトリア・アブリル
- エレナ・アナヤ
- マル・アジャラ
- ネレア・バロス
- ベルタ・カスタニャ
- ベロニカ・エチェーギ
- ヴェロニカ・フォルケ
- アンヘラ・モリーナ
- アナ・モリネル
- チャロ・ロペス
- マリオナ・パジェロ
- カルラ・トウス
- カルレス・アルキンバウ
- マネロ・バルセロ
- ナウシカ・ボニン
- アリシア・ボラチェロ
- アントニオ・デチェント
- ミケル・フェルナンデス
- フランセスク・ガリード
- イヴァン・モラレス
- スシ・サンチェロ
- ダビド・ソランス
Netflixドラマ【クリスマスのあの日私たちは】ネタバレ感想&評価75点
登場人物について
バレンティア
4姉妹の長女
2話:自分を育ててくれた3姉妹の両親マテオとイザベラの世話をしていたが、ある事がキッカケで家族の元から去る。
3話:数十年疎遠になっていたが、エステルの自殺未遂がきっかけとなり家族の元へ戻る。
エステル
4姉妹の次女。
2話:シングルマザーだが、娘の父親は元カレで現在はバレンティアの夫フアンだと発覚する。
3話:娘との確執を思い悩み自殺未遂を起こす。
アデラ
4姉妹の三女。
2話:あの時湖で見殺しにした男マヌエラの息子アントニオと結婚し4人の子供を授かるも、ひどい扱いを受けていた。
3話:アントニオに対し我慢の限界だったアデラは、認知症になった夫をバス停に置き去りに、そして夫の父親を見殺しにしたことを告白する。
マリア
4姉妹の四女。
2話:パリ在住。クリスマスに帰省した際、恋人ソフィアが突然訪ねてきて、同性愛者だとバレて大騒ぎに。
3話:家族に正式にカミングアウト。そして数十年連れ添った恋人のソフィアにプロポーズするも、癌に侵され余命が数ヶ月。
マテオ
4姉妹の父親。
2話:妻のイザベラが息を引き取る直前に、妻の最後の願いとなったかつての不倫相手を家へ連れてくる。
この男は、あの時離ればなれになったバレンティアの父親。
3話:年老いて口がきけなくなる。
イザベラ
4姉妹の母親
2話:癌に侵され亡くなる直前、娘たちに昔不倫していたことを告白、そして連れてきて欲しいとお願いする。
フアン
医師でバレンティアの夫
2話:バレンティと共に家を出ようとするが、元カノだったエステルから思わぬことを告白される。
アントニオ
隊長マヌエラの息子でアデラの夫。
2話:子供にも妻にも手を挙げる最低な男、そしてマリアの同性愛が発覚したとき暴言を吐く。
3話:認知症で記憶が曖昧。4姉妹に縛り上げられる。
感想
ドラマにしては短く3話で完結します。
1話は、4姉妹の子供時代
2話は、4姉妹が20〜30代の頃
3話は、4姉妹が年老いて60代になった頃
3つの時代に渡って、姉妹たちの成長や家族の変化、秘密などが描かれています。
バカバカしい場面もあるけど、トータルで考えればけっこう面白かったとおもいます。
警察に負われる親子を助けたことで、家族の人生が大きく変わるというストーリ。
ビックリしたのが、バレンティアの父親でその後警察に捕まった男は、母イザベラの元浮気相手だったということ。
不倫相手と言っても、遊びではなく本気の恋でした。
警察から逃げ、娘たちが匿っていた少女バレンティアは、当時本気で愛した男性の娘だったんですね。
昼ドラに出てきそうな展開( ゚д゚)ハッ!
そして、夫であるマテオは妻の不倫を知っていました。
妻の浮気相手の娘を自分の娘のように育て上げ、妻のイザベラが亡くなる直前にはその男性を彼女に会わせてあげるという、どんだけ心広いんだよってツッコミ入れたくなるくらいできた夫で父親でした。
4姉妹も、色々ゴタゴタはあるけどお互いを思いやっているのが伝わってきます。
そして、年代と共に登場人物の容姿が大きく変わっていくのも見所のひとつです!
2話で登場するマリアの恋人ソフィアは、3話にも登場しますが年老いたソフィアとマリアは若い頃の面影が残っていて、面白かったです。
誰か分からないくらい変わっちゃったのが、エステル。
若い頃は、細くてキレイだったのに3話ではカナリ貫禄のある外見に変貌を遂げています。
アデラのお嬢様っぽい雰囲気は、若い頃から全然変わっていませんでした。
バレンティアに関しては、1話の少女時代から3話まで雰囲気がすごく似ていて驚きました。
家族みんなが揃ったあと、アデラは自分たちが犯した罪を自分の子供や孫の前で正直に話します。
けっこうドロドロしたストーリーでしたが、血の繋がりは関係ない家族の愛が描かれていて、良い作品だなとおもいました。
どんな時も家族の中心にいたのが父であるマテオ、そして娘や妻に対する愛情の深さが感じられます。
3話でマテオは、喋ることができなくなっていたのに、娘を侮辱したアントニオに対し怒鳴ったシーンは何十年経っても可愛い娘を守ろうとする父親の姿が描かれていて感動しました。
全3話なので、ちょっと長い映画感覚で見れるのも良かったです。
「アルタ・マール:公海の殺人」もそうですが、スペインドラマってけっこう面白いですよ(^o^)

