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韓国映画【さまよう刃】はクソガキが許せない!あらすじネタバレ&感想と評価

韓国 さまよう刃

『さまよう刃』は、東野圭吾による長編小説を映画化したものです。

2009年には、寺尾聰主演で映画化され、その後2014年には韓国バージョンが公開されました。

最愛の娘を少年たちに強姦、殺害された父親の復讐劇。

両方観ましたが、韓国版のほうがリアルでずっしり重くて記憶に残ったので、こちらの感想を書いてみようかなとおもいます。

韓国映画【さまよう刃】あらすじ

サンヒョンは、妻が亡くなって以来、すっと男手ひとつで娘のスジンを育てていた。

中学生のスジンは反抗期に入り、サンヒョンに対し生意気な態度を取るようになっていたが、父娘の関係は悪くなかった。

そんなある日、サンヒョンは残業続きで約束をすっぽかしてしまい、スジンを怒らせてしまう。

翌日、残業を終えたサンヒョンは、スジンに謝るためにケーキを買って帰るが、家に付くとスジンの姿がない。

一晩中探し回ったにも関わらず、スジンを見つけることができなかった。

その頃、不良のたまり場となっていた廃墟の銭湯で、レイプと暴行を受けた少女の死体が発見されていた。

翌日、サンヒョンの携帯に警察から電話が入る。

変わり果てた娘の姿を見たサンヒョンは、ショックのあまり言葉が出ない。

その日から、サンヒョンは少しの情報を求めて毎日警察署へ足を運ぶようになる。

そして、そんなサンヒョンの元に、犯人の名前と住所が書かれたメッセージが何者かから送られてきた。

書かれた住所のアパートに侵入したサンヒョンは、スジンが強姦されているDVDを発見する。

その時、アパートの住人の少年が戻ってきてしまい、サンヒョンは慌てて隠れた。

少年は、サンヒョンが隠れているとも知らず、スジンが強姦され殺されるDVDを見て楽しんでいた。

娘が強姦され自分に助けを求める姿を見てしまったサンヒョンは、我を忘れ少年を殴り殺してしまう。

キャスト

  • チョン・ジェヨン
  • イ・ソンミン
  • ソ・ジュニョン
  • イ・ジュンス
  • イ・スビン
  • チェ・サンウク

韓国映画【さまよう刃】ネタバレ感想&評価75点

最愛の一人娘を少年たちに弄ばれ、殺害された父親の復讐を描いた物語です。

寺尾聰主演によるものよりも、韓国版のほうが残虐性がリアルに描かれており、韓国映画らしさが感じられました。

最近は、少年に子供を殺害された親による復讐劇を描いた映画が多いように感じます。

実際、少年法に守られている未成年が、例え逮捕されたとしても死刑にもならない、実名報道さえされないことをいい事に、少年犯罪が凶悪化されていますね。

本作もそうですが、17才の少年たちが中学生の女の子を拉致、薬を飲ませ強姦、殺害しています。

女の子が夜道で拉致、複数の男たちに襲われるシーンは映画だと分かっていながらリアルで怖かったです。

特に印象的だったのが、父親が犯人の家で娘が強姦される様子を見てしまったシーン。

殴られ薬を飲まされ泣きながらパパと叫ぶシーンは、可哀想でこっちまで泣きそうでした(*_*)

『子供を亡くした親に人生など残っていない』みたいな刑事さんの台詞がありましたけど、本当その通りだと思いますね。

最愛の一人娘をクソガキ共に殺され、反省すらせず、ヘラヘラ笑っている犯人の姿を見てしまうと、大抵の親はサンヒョンのようになってしまうのではないでしょうか。

 

サンヒョンに殴り殺された加害者の親たちは、『たった17才の息子が・・・』って泣いていたけど、犯罪に年齢は関係ないです。

悪いことをしたから報いを受けただけなのに、未成年だからって少年法で守られてるなんて本当に理不尽な世の中だと思いますね。

法律が被害者家族を救ってあげないから、次は被害者が加害者となって犯罪が新たな犯罪を生むのです。

それが、ラストのシーンに現れていました。

父親が娘を殺害した残りの少年を発見、猟銃を構え撃とうとするけど、銃を持った刑事に取り囲まれてしまいます。

今にも猟銃を撃ちそうな父親に対し、刑事が『コイツがこれからどんな風に生きていくか見守ろう』みたいな事を言いますが、そんな綺麗事いらんわって思いました。

ここまで来たら、撃たない、殺さない理由なんてないのに、結局守られたのは、少女を残忍に殺害した少年の方で、父親は刑事たちに撃たれ亡くなります。

娘を殺された父親よりも、犯人である少年の方が守られる世の中ってどうなってるの!?

ハッキリ言って、こんな凶悪犯罪を起こすクソガキが、たった2〜7年で更生するなんて思えません。

きっと出所したらまた同じような犯罪を犯す確率が高いだろうから、あの時点で始末して欲しかったです。

まぁ、犯人を殺害したところで娘が生き返るわけではないので、始めからハッピーエンドなんてないのですが・・・。

最後のシーンは、泣けました(T_T)

亡くなる途中の夢なのか、雨の降る中、お父さんが娘を駅まで迎えに行き、一緒に小さな傘で家路を急ぐ姿が幸せそうだけど、悲しくて、ただただやるせない気持ちになりました。

全然ハッピーエンドではないし、クソガキ!!!って叫びたくなるほど腹が立つけど、少年犯罪を真正面から描いた理解しやすい作品だったとおもいます。