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ネタバレ感想 【オロトゥーレ】はナイジェリアに蔓延る人身売買を描いた衝撃作で是非多くの方に観て欲しい映画

netflix オロトゥーレ

Netflix映画「オロトゥーレ」の配信が、10月2日(金)からスタート!

ナイジェリアに蔓延る人身売買の闇を暴くため、女性記者が売春婦として潜入取材を試みる物語。

本作は、長きにわたり問題視されているナイジェリアの人身売買を潜入取材した記者の目線で描いた映画です。

とても怖ろしい物語ですが、こういう作品こそ先進国で暮らし平和ボケした私たちが観るべき映画だと思いました。

Netflix映画【オロトゥーレ】あらすじ

ザ・スクープの女性記者オロトゥーレは、エヒと名乗り人身売買の潜入取材を行っていた。

売春宿で寝泊まりし、夜は客引きのため繁華街に立ち続ける日々。
男たちに襲われそうになるなどしていたが、その都度難を逃れていた。

ある日、同室の売春婦リンダが渡欧する計画を立てている事を知ったエヒは、人身売買人の女アレロに接触を試みる。

アレロに気に入られたエヒは、リンダとともに政治家の家で開かれていたパーティーに招待されるが、そこで大物政治家から薬を飲まされレイプされてしまう。

目を覚ましたエヒは、自分がレイプされたと知り絶望。

その頃、ザ・スクープの同僚エメカは、パーティ以降連絡が取れなくなったエヒを心配し上司に掛け合っていた。

一方、人身売買人のアレロは、エヒが大物政治家に気に入られたことを理由に、彼女を渡欧のメンバーに加える。

エヒは、自分をレイプした大物政治家フィリップに報復するため、今まで書き溜めた取材録をエメカに手渡す。

エメカはエヒの身を案じ、すぐさま潜入取材を中止させようとするが、どうしても人身売買の闇を暴きたいエヒは、ヨーロッパへ向かうためのバスに乗車してしまう。

しかし、中継地点で待ち受けていたのは、あまりにも怖ろしく残酷な現実だった。

Netflix映画【オロトゥーレ】ネタバレ感想&評価88点

ナイジェリアが抱える人身売買の現状を描いた物語です。

治安の良い日本で暮らしていると、毎日こんな地獄を味わっている女性たちが存在するということさえ知らない方も多くいると思うんですよね。

Netflixでは全くと言っていいほど紹介されていない映画なんですけど、こういう作品こそより多くの人に観てもらうべきだと思います。

本作は、人身売買の闇を暴くため潜入取材を試みた女性記者目線で進んでいくんですけど、色々な意味で濃い映画でした。

ナイジェリアが抱える人身売買の現状

ナイジェリアは、西アフリカに位置し人口は2億人超を超えていることから、アフリカでは最大の人口大国として知られています。

全世界の人口ランキングでは、第7位に位置。

そんなナイジェリアですが、人身売買の被害者を多く生み出しているだけに留まらず、その中継地点や受入国になっているのが現状なんです。

ナイジェリア国内では、貧しい農村部から都市部へ子供や女性たちが売春のため売られており、赤ちゃん工場というものまで存在します。

これは、囚われの身になっている女性たちに人身売買のための子供を産ませている怖ろしい施設なんですね。

数年ほど前に大規模な摘発が行われたようですが、今尚隠れて運営している闇工場もまだまだ存在するのが現状みたいです。

ナイジェリアの女性は、主にイタリアやベルギー、中東、北アフリカに売り飛ばされています。

映画に登場する若い女性たちも全員イタリアに売り飛ばされていたと思いますが、イタリアで売春を強要されているうちの60%はナイジェリア人だからなんですね。

ナイジェリアからヨーロッパまでは、正規ルートを使わず数ヶ月から1年という長い期間をかけ入国し、その間に疲労から命を落とす女性もいれば、見張り役の男たちの性奴隷にさせられる女性もいるそうです。

売り飛ばされる前は、映画内でもあったように儀式として体を傷つけられたり、逃亡すれば殺害するという恐怖心を植え付けられ、逃げる気力を奪い取られるのです。

ちなみに、受け入れ先にヨーロッパが多いのは、低賃金で使える労働者を求めているからという事実があるから。

家内労働に付ければまだラッキーな方で、売り飛ばされた女性のほとんどは売春婦として働かされているのが現状なのです。

女性記者目線で進む物語

 

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そんなナイジェリアの人身売買における現状を描いた物語で、命がけの潜入取材をする女性記者が主人公となっております。

率直な感想は、生々しくリアルで、ひたすら酷いストーリーだなと思いました。

本作は一応フィクション映画ですが、これがナイジェリアの現状ですからね。
貧困家庭に生まれた女性たちは、家族を養うためだったり、生きるために売春という選択肢しかないわですよ。

中には誘拐されたあと売春を強要される女性もいるようなので、ホント地獄としか言いようがないです。

ヨーロッパに行ける!って大喜びしてた姉妹が登場したけど、国と男たちの容姿が変わるだけで、地獄から抜け出せるわけではないんですね。

しかも、組織を牛耳ってるのはマフィアだから、逃亡しようものなら容赦なく殺されるし、それに一文無しでパスポートも奪われている彼女たちが逃げられるはずないんです。

こういう組織に潜入取材するんだから、相当な危険が伴うのは想像できますね。
案の定、主人公はレイプされヨーロッパへ向かうためのバスに乗っちゃうんだけど、あの中継地点怖すぎ・・・。

銃で殺すのかと思いきや、まさかナタが登場するなんて(T_T)
あのシーンでボコ・ハラム思い出したわ・・・。

アフリカの方では、銃よりもナタの方がまだ主流なんだろうか・・・。

イタリアに売り飛ばされるなんて知らず、姉ちゃんを頼ってラゴスまで来て、怖ろしい男たちに連れ回され、挙句の果てにナタで姉ちゃんが殺されるところ目撃とか、妹が可哀想で仕方ないわ。

しかも、この映画ハッピーエンドじゃないから、また一段と後味が悪いのよ。
あの流れだと、一般的な映画なら国境を超えるまえに助け出されると思うけど、本作に関しては、潜入取材をしている主人公を乗せたバス国境超えちゃいますからね。

ナタで殺された少女の妹は逃走したけど、主人公は殴られ連れ戻されてしまいます。

てっきり助け出されると思っていたから、ホントうわぁ~~って感じでした。

ナイジェリアが抱える人身売買の闇を暴こうとした記者だけど、深入りし過ぎたせいでそのままイタリアに売り飛ばされてしまったわけでしょ。

ナイジェリアの政府や移民局も腐ってるし、国境を超えてしまった以上逃げる術がないわけだから、一生囚われの身になってしまったのかと思うと、最後までただただ救われない映画でしたね。

友人の妹は逃走したけど、一文無しの彼女が長距離バスでやってきた田舎まで戻れるはずもなく、何も知らずにオメカシして田舎から出てきたのに、こんな酷い目に遭わされてホント可哀想。

主人公も本来なら一般家庭の普通のお嬢さんだったのに、こんな形で人身売買の被害者になるなんて・・・。

まぁ、実際人身売買として、誰にも助けられないまま外国に売り飛ばされていく少女たちが数多くいるのだから、実情を描くという意味でもハッピーエンドでは締めくくれなかったんでしょうね。

まとめ

今回は、「オロトゥーレ」のご紹介と感想でした!

こういう映画見てつくづく思うのは、平和な日本に生まれたことに感謝しなければなということ。

日本で生活していると完全に他人事だけど、今こんなブログ書いている間にも、あんな怖ろしくて辛い思いをしている女性たちがいること忘れてはいけないなと思いました。

こういう辛い現実が世界のどこかに存在するということを知る意味でも、観てよかったと思えた映画です。

おすすめの作品なので、是非ご覧になってみてください!