Netflix映画『ウィロビー家の子どもたち』の配信が4月22日(水)からスタートしました!
愛してくれない身勝手な両親を消し去り、兄弟4人力を合わせて生きていこうとするが困難に直面し、大切なものに気付きていく物語。
普段アニメは滅多に観ないのですが、予告に惹かれて観てみたらすごく良かったです。
Netflix映画【ウィロビー家の子どもたち】あらすじ
ウィロビー家には、4人の子どもたちがいる。
長男のティム、長女のジェーン、そして双子のバーナビー。
彼らの両親は、子どもたちを愛そうとせず、食事すらまともに与えようとしない酷い親だった。
4人は、いつからか両親さえいなければ自由に暮らしていけると夢見るようになっていた。
そんなある日、ジェーンが家の前で箱に入れられた赤ちゃんを発見し保護する。
しかし、両親に見つかり5人は家から追い出されてしまう。
どうすることもできないティムたちは、町の菓子工場の前にルーシーと名付けた赤ん坊を置いて行くしかなかった。
肩を落とし家路を急ぐ4人だったが、旅行代理店の前でジェーンがあることを思い付く。
意地悪な両親を最悪な旅行に送り、二度と戻ってこれなくする計画だった。
『子どもはお断り』と書いた偽のチラシを見た両親は、子どもを放って早速旅行へ出かけた。
嬉しくてはしゃぐ子どもたちだったが、そんな彼らの元に両親が雇ったナニー(子守)がやって来て・・・
キャスト
- ウィル・フォーテ
- マーヤ・ルドルフ
- リッキー・ジャヴェイス
- アレッシア・カーラ
- テリー・クルーズ
- ジェーン・クラコウスキー
- マーティン・ショート
- ショーン・カレン
Netflix映画【ウィロビー家の子どもたち】ネタバレ感想&評価83点
両親に愛されない子どもたちが、辛い経験をしながら新しい家族を手に入れる物語です。
アニメなので可愛らしく描かれていますけど、けっこう残酷なストーリーでした。
食べ物与えない、石炭部屋に閉じ込める、遊ぶことも禁止とか、育児放棄と虐待そのものですね。
両親に愛されたいと願いながら生きてきた4人ですが、いつからか両親さえいなくなればという憎しみの気持ちに変わっていきます。
確かに、あの状況ならそんな風に思っても仕方ないように感じました。
そんな荒んだ心を持っている4人ですが、ナニーが家にやってきたことで心に変化が起こります。
最初は、ナニーは両親の手下だと勘違いしていたティムでしたが、彼女の優しさに触れ子供らしさを取り戻して行きます。
しかし、両親がいなくなったことから4人は児童相談所に保護され、別々の家庭にもらわれてしまいます。
心を開かなくなった4人を救い出したのもナニー!
いやー、本当ナニーって良いキャラだなぁ(^^)
ナニーの喋り方や雰囲気に愛情が感じられて、観ていて温かな気持ちになりました。
両親がいなければ兄弟がバラバラにされるため、ティムたちはスイスの山ににいる両親を迎えに行くわけですが、あのシーンは本当に酷かったですねー。
子どもたちが可哀想過ぎて泣けました(T_T)
今まで自分たちがどんな気持ちでいたか、愛してくれなくてもいいから、もう一度親になってと訴える子どもたちを雪山に置いてけぼりにするんですよ!
あの展開なら両親も改心するのかと思いきや、まさかまさかですよ( ゚д゚)ハッ!
アニメだけど、子どもと両親の関係が氷のように冷たくて、残酷過ぎて驚きました。
登ると降りてこられない死の山に置いていかれた4人は、寄り添って凍り始めます。
しかし、ナニーとお菓子工場のメラノフス、そして赤ん坊のルースが4人を探しにやってきます。
最後は、ナニーたちと養子縁組をして新しい家族になったので、それが唯一の救いでしたね。
両親に愛されていないと思っている子どもたちに向けたメッセージが沢山詰まっていたように感じます。
親が口うるさい、ゲームを買ってくれない、門限が厳しいって文句を言う子どもたちが沢山いますが、それって逆に愛されている証拠なんですよね。
心配だから、ついつい口うるさく言ってしまうみたいな。
そういう視点で見れば、色々考えさせられる物語ではないでしょうか。
例え、親が自分に対し無関心だったとしても、希望を持ち続けることの大切さをナニーたちを通して描かれていたと思います。
大人でも楽しめる映画ですが、是非反抗期の子どもたちにオススメしたいです!