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Netflix映画【シントイア・ブラウン裁きと赦し】は終身刑となった少女ドキュメンタリー・あらすじネタバレ&感想

Netflix シントイア・ブラウン裁きと赦し

Netflix映画『シントイア・ブラウン裁きと赦し』の配信が4月29日(水)からスタートしました!

2004年、終身刑の判決を受けた16歳の少女が減刑により出所するまでを追った15年間のドキュメンタリー映画です。

殺害現場や被害者の遺体なども映るので、抵抗のある方は観ないほうがいいかもしれません。

Netflix映画【シントイア・ブラウン裁きと赦し】あらすじ

2004年、テネシー州。

当時16才だったシントイアは家出を繰り返し、金銭のために売春を行っていた。

ドライブインで声を掛けてきたジョニー・アレンという男の車に乗り、自宅へ向かうが男が複数の銃を所持していた事や異様な態度に恐怖を感じたシントイアは、男が眠った後逃げ出すつもりだった。

しかし、ベッドの上で男が体勢を変えた瞬間、撃たれると思ったシントイアは、持っていた銃で男の頭を撃ち即死させてしまう。

その後、逮捕されたシントイアは正当防衛を主張するが、殺人罪に加え、加重窃盗、銃所持、そして詐称の罪にとわれる事となった。

アメリカの全50州では、重罪を犯した未成年を送致し、成人として裁くことが可能なことから、シントイアに言い渡された判決は仮釈放なしの終身刑だった。

しかし、シントイアを診察した精神科医たちは彼女の人格障害は重症で治療が必要だと主張した。

弁護団は、シントイアの実母に会い、一族が皆精神病であり、シントイアも適切な治療を受ければ更生の余地があると主張したが、判決が覆ることはなかった。

シントイアが22才になった頃、映画監督のダン・バーマンが事件の7年間の記録をドキュメンタリー映画として公開し話題となる。

その頃新たな弁護団の調べにより、シントイアは胎児性アルコールスペクトラム障害者だと判明する。

精神疾患を患っていたシントイアの実母は、娘を出産する以前からアルコール依存症に加え、薬物中毒患者であった。

弁護団は、シントイアは生まれたときからアルコールによる脳の障害があったと主張した。

そして、29歳の頃、ニュースでシントイアの事件が大々的に報道されたことにより、彼女の恩赦を求めるツイートが多く上がった。

弁護団は、任期1年を切った知事と仮釈放委員会に恩赦の請求を申し立てることを決意する。

Netflix映画【シントイア・ブラウン裁きと赦し】ネタバレと感想

16歳で娼婦となった少女が殺人を犯し、終身刑を言い渡された後に、15年の服役後、恩赦により釈放されるまでを追ったドキュメンタリー映画です。

約1時間35分の映画ですが、主に裁判の記録ですね。

アメリカでは、未成年が犯した重罪の場合、成人として裁くことが可能で、その場合仮釈放なしの終身刑もしくは、刑期は60年で仮釈放は51年後のどちらかだそうです。

過去には、12歳の子どもが成人と同等に裁かれた事例もあったそうで驚きます。

アメリカでは、こういう法律を設けないといけないくらい未成年による凶悪犯罪が多いという事なんでしょうけど、日本でも少年法とかいらないから、悪さをしたガキには60年の刑期とか言い渡してみて欲しいものです。

それにしても、16歳の少女が殺し屋の女になり、飲酒にドラッグ、売春とか、破滅人生の典型を描いたような感じでした。

養母とは言え、教師をやっている普通の優しそうなお母さんに育てられ何故こういう行動に出たのか不思議でなりませんでした。

声を掛けてきた男の車に乗り、自宅まで付いて行ったようですが、本当に襲われそうになったのか証明できない事から、あのような極刑が言い渡されてしまいます。

しかし、実母や、祖母、曾祖母まで皆精神に問題を抱えていたこと、実母が妊娠中にアルコールを大量に飲んでいた事によるシントイアの脳が受けたダメージを考慮し、終身刑から15年の刑に減刑されます。

胎児性アルコールスペクトラム障害という病気が存在するようですが、やっぱり妊娠中のアルコールって相当危険なんですね。

実母の場合、1〜2杯ではなくビン単位で飲んでいたようなので、確かに子供の脳の発達に障害が残ってもおかしくないでしょう。

それに加え、一族皆が精神疾患を抱えており、シントイアも逮捕後、精神科医から重度の人格障害と診断されています。

実母とは養子に出された後、全く会っていなかったようなので、シントイアも自身が精神疾患を患っていることに気付かなかったのかもしれませんね。

映像では、逮捕直後の16歳当時から、22歳、24歳、29歳と年齢を重ね、少女から成人女性へと変化する様子が映し出されています。

獄中では、大学の学士号を取得したそうで、外見だけでなく心の変化や成長なども伝わってきました。

2004年8月6日に逮捕され、2019年8月7日に15年の服役後、釈放。

その後は、人身売買被害者や社会正義のために活動しているそうです。

被害者がいる事件なので、彼女の釈放に反対する人たちもいるし、憎んでいる人もいると思いますが、個人的にこういう事件って被害者側に同情できません。

大の大人が娘ほど年の離れた少女を買春しようとしたわけでしょ、気持ち悪い。

いくら裁判で彼は善人だったと言われても、結局はそういう行為を行った人なわけだし、親しい友人には見せていない別の顔があったってことですよね。

逆に少女が殺されなくてよかったとすら思ってしまいます。

16歳からの15年って長いけど、治療を受けながら失った時間を長い間待たせた育てのお母さんと取り戻して欲しいですね。