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映画【サニー/32】は悪趣味で時間泥棒な作品・あらすじネタバレ&感想

映画『サニー/ 32』

『サニー/32』は、2017年公開のサスペンス映画。

本作は、『凶悪』の監督・白石和彌と脚本・高橋泉のタッグによる作品+ピエール瀧とリリー・フランキーが出演していたので、カナリ期待して観たんですけど、ビックリするくらい面白くなかったです。

時間返せー!!と言いたくなる作品でした。

映画【サニー/32】簡単なあらすじ

中学校教師の赤理は、ストーカー被害に悩まされていた。

そして、誕生日の夜、アパートに着いた赤理は何者かに拉致される。

目を覚ました赤理の前には、薄気味悪い男がふたり。

赤理のことをサニーと呼び、14年前に起こった殺人事件の犯人と勘違いしているようだった。

人違いだと訴えても暴行を受け、聞き入れてもらえない。

赤理は、男たちが外出したすきに何とか監禁場所から逃げ出すことに成功し、通りかかった車に助けを求めるが、乗っていた連中もまた男たちの仲間だった。

連れ戻された赤理は、自分をサニーと呼び崇拝する連中と共同生活を送ることになるが、次第に力関係に変化が起こっていき・・・

キャスト

監督 白石和彌

  • 北原里英
  • ピエール瀧
  • 門脇麦
  • リリー・フランキー
  • 駿河太郎
  • 音尾琢真
  • 山崎銀之丞
  • カトウシンスケ
  • 奥村佳恵
  • 大津尋葵

映画【サニー/32】ネタバレ感想&評価20点

14年前に起こった殺人事件の犯人と間違われ拉致されてしまう女教師と、犯人の少女を崇拝していたイカれた連中との関係を描いた物語。

『凶悪』が怖かっただけに、こちらの作品も期待したんですけど、笑えるくらいしょーもない映画でした。

本作は、2004年6月、実際に起こった『佐世保小6女児同級生殺害事件』がモチーフとなり作られているようです。

2004年6月1日午後、長崎県佐世保市の小学校で、6年生の女子児童が同級生の女児にカッターナイフで切りつけ殺害した事件。

11歳の少女が犯人だったこと、同級生同士の人間関係のもつれが犯行の動機だったことまで似せて作られています。

ですが、あの事件からインスピレーションを受けて制作するとか悪趣味もいいとこですね。

実話を基に作られている映画って沢山ありますけど、小学生の女児が被害者・加害者の事件をこんな風なふざけた物語に利用するのはどうなんでしょう。

あの事件をモチーフに描くにしても、シリアスな感じがあればもう少し印象も違ったのかもしれませんが、途中からコメディみたいになってますからね。

主人公が拉致され、ピエール瀧とリリー・フランキーが登場した辺りまでは怖かったんですけど、その後はずっと訳の分からない展開の連続。

大袈裟じゃなくて、本当にずっと最後まで意味不明なシーンの連続なので、観ているのがバカバカしくなります。

途中からバカみたいなカップルも加わって、しっかりグループに馴染んじゃってるし、かと思えば仲間割れから殺し合いが始まっちゃうし、もう何でもあり・・・。

拉致され怯えていた主人公がキレて、突然イカれた連中を諭し、ひとりひとり抱きしめるシーンは一体なに!?(笑)

で、北原里英がまた見てられないくらいの下手な演技をするので、ここで一回休憩入れました(笑)

その後は、力関係が逆転し、拉致された主人公が何故かリーダーへと姿を変えて行きます。

ピエール瀧演じる柏原なんて見るからに悪そうなヤツだったのに、あっという間に改心しちゃってて完全に何を見せられているのか訳わからなくなりましたね。

配信者っぽくなった主人公の前に、門脇麦演じる本物のサニーが現れますが、あまりのめちゃくちゃな展開の連続に、正直もうどうでもよかったです・・・(笑)

そして、ラスト20分くらいからは、無駄な殺し合いシーンがスタート。

この頃になると、『そうですか、最後はそう来ましたか・・・』という感想しか頭に浮かびません。

どんなオチが待っているのか、確かに少しは想像はしましたけど、それにしても雑過ぎですね。

まともなシーンが皆無だったので、わざとラストもあんな感じにしたのかな。

途中からコメディみたいな流れでしたが、コメディと呼べるほどの笑える要素もないですし、最初から最後まで何をどうしたいのかよく理解できない物語でした。

11歳の少女が同級生を切りつけたってところを強く強調しただけで、よくこんなしょーもない映画作ったなと逆に感心しちゃいますけどね。

結局、この映画が伝えたかったことって、当時11歳だった加害者の女児が大人になった現在でも好奇の目に晒され、自責の念に苦しめられているということだったのでしょうか。

それならそうと、もう少しシリアスに描かないと被害者をバカにしてるのかって話になってしまいますよ。

それに、本物のサニーもどうなったのか最後まで描かれてないし、とにかく支離滅裂過ぎな映画でした。

ちなみに、Netflixでも視聴可能です。