Netflix映画『JONAS/ジョナス』の配信が3月6日(金)からスタートしました!
18年前、中学生だった主人公の少年とその彼氏に起こった悲劇を描いたストーリー。
本作は、フランス制作のLGBTQ映画です。
ラスト直前までひたすらダラダラした映画でしたが、衝撃的なラストで怖かったです。
Netflix映画【JONAS/ジョナス】あらすじ
15歳のジョナスは、夏休み明け転校生のナタンと出会う。
ふたりは、お互いすぐに惹かれ始め、恋人同士になるのに時間はかからなかった。
そんなある日、ジョナスはナタンの家に泊まりに行く。
ナタンの父親は海外出張中で母親は妊娠中だった。
土曜の夜、ふたりはナタンの母親に送ってもらい映画を見に行ったが、迎えにくるはずの母は破水し病院へ運ばれてしまう。
自分の親に電話をしようとするジョナスだったが、ナタンはゲイーバーへ行きたいと言い出し、ジョナスを誘った。
しかし、明らかに未成年だったふたりはバーの中へ入れず、ナタンは怒り・・・
キャスト
- フェリックス・マリトー
- ニコラ・ブヴェンス
- トミー・リー・バイク
- オーレ・アッティカ
- マリー・ドゥナルノー
- イリアン・ベルガラ
- ピエール・キャルトネ
- マルセル・ブジーグ
- ニコラ・サルトゥ
Netflix映画【JONAS/ジョナス】ネタバレ&感想と評価70点
冒頭から謎めいた雰囲気でスタートし、現在と過去を行ったり来たりしながら物語が進んでいきます。
とにかくダラダラしてて、テンポが遅く、そして何がどうなっているのか意味不明な展開が続き、退屈でお菓子食べすぎてしまいました(´・ω・`)
と言いながら、映画の雰囲気は嫌いじゃないです。
特に、18年前を回想するシーンはゲームボーイが出てきたり、着ている服も昔っぽくて、フランス映画ですが、なんとなく懐かしさを感じました。
主人公の少年ジョナスと、その恋人ナタンに明らかに何かが起こったのは想像できるんですけど、その先の展開がなかなか読めず『どうなってるんだろ?』と思いながら観てました。
しかし、リゾートホテルで働いている少年が登場した辺りからストーリーが徐々に動き始めます。
少年は、様子がおかしかったジョナスが自殺でもするのではないかと心配し、自分の家へ招きますが、家の中を見て完全に頭が混乱しました。
だって、あの家って18年前ジョナスが訪れたナタンの家だったから( ゚д゚)ハッ!
もしかして、この人がナタンなの?
もしかして、ナタン記憶喪失にでもなっちゃったの?
そんな安っぽい想像をしていると、少年の母親が登場。
その女性は、やっぱり18年前にジョナスが会ったナタンの母親でした。
ホテルで働いている少年というのは、当時お腹の中にいたナタンの弟だったんですね。
ジョナスは、ナタンの弟を一目見たくてあとをつけていたのです。
18年前、ジョナスとナタンが映画を見に行った夜、怖ろしい出来事が2人を襲いました。
映画を見たあと、ゲイバーへ向かったふたりでしたが、未成年であることから入場を拒否され、その様子を見ていた中年の男がジョナスとナタンに声を掛けます。
男は、ふたりに『もう一軒違うバーがあるから連れて行ってあげるよ』と声をかけ、ジョナスは嫌だったけど、ナタンに説得され渋々男の車に乗ってしまったのです。
男は道中で態度を豹変させ、助席に乗っていたナタンと口論になり殴って気絶させます。
後ろのシートに乗っていたジョナスは、サイドブレーキを引き車を停車させ車から降りましたが、変態男はナタンを連れたまま走り去ってしまったのです。
18年経過した現在も、ナタンと変態男の行方は分からないまま。
あの状況から考えると、変態男はナタンを乱暴し、たぶん殺害したんだとおもいます。
殴られたせいで意識が朦朧としているナタンが連れ去られるシーンは、何か生々しくてゾッとしました。
LGBTQ映画で最初は少年同士の可愛い恋愛映画っぽかったけど、ラストで一気にホラーに変わりました。
ゲイだからとか、レズビアンだから、ではなく変態はどこにでもいるし、絶対安易に他人の車に乗ってはいけないと改めて感じました。
ジョナスは、あのとき車を降りてしまった後悔や自責の念に18年経過した現在でも苦しめられていたんですね。
今でも忘れられないナタンの面影を弟に重ねていたのかもしれません。
フランス映画らしくダラダラぼんやりとした進み方でしたけど、全然観れない映画ではなかったです。
新作なので、よければ是非!