Netflixオリジナル映画【イン・ザ・トール・グラス 狂気の迷路】の配信が10月4日からスタートしました。
予告で見てから、ずっと気になっていたので、昨日徹夜して観ました。
草むらに入って出られなくなるというストーリーですが、ただ迷子になっちゃったって話とは違います。
現実では考えられないようなことが起こる、スリラー系の映画で最後までテンポよく進むので、割と楽しんで見れますよ!

Netflix映画【イン・ザ・トール・グラス狂気の迷路】あらすじ
妊娠中の赤ちゃんを養子に出すためにサンディエゴに向かっていた兄のカルと妹のベッキー。妊娠中のベッキーが吐き気を催し車を止めたところで、目の前の草むらから男の子の助けを求める声を聞く。
男の子を捜しに草むらに入った2人だったが、足を踏み入れた途端、迷いお互いの居場所さえも分からなくなる。
何かが変だと感じ、急いで道路に戻ろうとするも不可解な出来事が起こり、パニックになるカルとベッキー。
声は聞こえるのに、お互いの居場所が掴めない中で、いきなり草むらの中からロス・ハンボルトという男がベッキーの前に現れ、自分も妻ナタリーと、息子のトービンをずっと捜していると言いだす。
一方で、カルの前にはトービンという小さな男の子が現れる。彼こそが草むらの中から助けを求めていた子だった。そして、ベッキーの居場所を知っているというトービンに案内してもらうカルだったが、そこでベッキーの遺体を発見する。
そんな時、カルとベッキーの行方を捜していたトラベスという男が2人の放置された車を草むらのそばで見つける。彼は、ベッキーの元カレでお腹の赤ちゃんの父親だ。
2人を捜しに草むらへ入るが、2人と同様に迷って出られなくなり、途方にくれていたところ、トラベスの前にも小さな男の子トービンが現れ、「僕のこと覚えてない?」と尋ねる。
中部へ旅行中だったトービンと両親は、なんとトラベスの声を聞いて草むらに入ったのだった。
そして、トラベスは死んだはずのベッキーと再会、小さな男の子トービンも両親に再会するが、父親のロスの様子がおかしくなっていた。逃げようとする妻ナタリーの頭を手で潰し殺してしまうのだ。
悪魔のようになってしまったロスから、無事逃げ切ることができるのだろうか・・・
キャスト
監督 ヴィンチェンゾ・ナタリ
パトリック・ウィルソン
ライズラ・デ・オリヴェイラ
エイヴリー・ホワイテッド
ハリソン・ギルバートソン
レイチェル・ウィルソン
ウィル・ブイー・Jr
ネタバレ&感想
ストーリーにほとんど無駄な場面がないので、1時間40分退屈せずに観れました!
こういう背の高い草が生い茂った場所って本当にありそうなので、なんか変にリアルで怖かったです。
ストーリーを一言で例えるなら、『堂々巡り』
草むらに入るシーンから、死ぬ場面まで何回も同じ事が繰り返され、終わりがありません。
2ヶ月前に小さな男の子トービンの助けを求める声を聞いて、ベッキーとカルは草むらへ入っています。
その時点で、トービンと両親はベッキーとカルよりも先に草の中で迷子になっていますが、3人が草むらに足を踏み入れたキッカケは、トラベスの声を聞いたからでした。
しかし、トラベスは2ヶ月前に行方不明になったベッキーとカルを追って来ているので、一番最後に草むらに入ったことになります。
頭が混乱しそうですが、こういうこと。
ぜ〜んぶ繋がっているんです。
ベッキー&カルが草むらに入ったキッカケ、トービン親子が入ったキッカケ、そしてトラベスが入ったキッカケ全てがトライアングルのように繋がっています。
最初は意味が分からなかったけど、ストーリーの途中で全ての辻褄が合いました。
映画の前半は、スリリングな場面が続き、後半は悪魔みたいになったトービンのお父さんロスから逃げるシーンです。
ラスト30分くらいから、草ゾンビみたいなのが出てきたり、岩の根っこが無数の人でできていたり、気持ち悪い場面が続きます。
結局、逃げ出すことができたのは、トービンとベッキー、そしてカルの3人。
逃げ出してきたトービンが、草むらへ入ろうとしていたベッキーとカルを直前で止めて難を逃れる感じで終わるけど、カルまで無事だったのには納得いかないなぁ。
妹に密かに異常な愛情を抱いていて、妹ベッキーの元カレだったトラベスを見殺しにしようとしたり、手を離してトラベスを建物から落としたり・・・
肝心のトラベスは、不気味な岩を自ら触り、みんなを助けるために犠牲になりました。
トービンのお父さん、ロスは岩に触れて悪魔みたいになってしまったけど、トラベスにはまだ良心が残っていたようで良かったです。
まとめ&評価65点(100点中)
後半よりも前半のほうが、予想外の展開にハラハラして面白かったです。
後半は、夜の場面が多く画面が暗くて少し見にくかったので65点にしました!
Netflixで配信スタートしたばかりの新しい映画なので、よければご覧になってください♪