Netflix

Netflix映画【失くした体】あらすじネタバレ・感想&評価・自分の身体が愛おしくなること間違いなし!

Netflix映画「失くした体」の配信が11月29日(金)からスタートしました!

この映画は、体を求めて街を彷徨う切断された手と、主人公の少年の心に芽生えた淡い恋心を描く謎めいたストーリ。

2019年第72回カンヌ国際映画祭批判家週間でグランプリを受賞し、第43回アヌシー国際アニメーション映画祭でも最高賞のクリスタル賞と観客賞をダブル受賞しているフランス制作の長編アニメーションです。

Netflix映画【失くした体】あらすじ

主人公のナウフェルは、ピザの配達中事故に遭う。

数十分遅れて目的地のマンションに到着したが、そこで35階に住む客の女ガブリエルとインターホンごしに知り合う。

ガブリエルに惹かれたナウフェルは、彼女がどのような女性なのか見たくて勤務する図書館へ向かった。

そして、勤務を終え帰宅しようとしていた大きなヘッドフォンをするガブリエルを発見する。

ガブリエルは、叔父さんが経営する小さな木材工場に入っていき、ナウフェルもその後をつけて中へ入った。

叔父さんとガブリエルに見つかったナウフェルは、咄嗟にここで働かせて欲しいと頼む。

現在人材募集はしていないと話す叔父だったが、ナウフェルが孤児だと知り、住み込みで働かせることに。

あの時のピザの配達員だということは黙っておき、ガブリエルと徐々に仲良くなっていく。

そしてある日の晩、ナウフェルはガブリエルを誘い、木材で製作したイグルーを見せ、自分があの時のピザの配達員だったことを正直に話した。

しかし、ガブリエルは病気の叔父を利用されたと思い怒って帰ってしまった。

翌日、落ち込みながらも淡々と仕事をこなしていたが、一匹のハエがそんなナウフェルの邪魔をしていた。

ハエを殺そうとしたとき、手が機械に巻き込まれ・・・

キャスト

監督 ジェレミー・クラパン

  • ハキム・ファリス
  • ヴィクトワール・デュボワ
  • パトリック・ダスンサオ
  • デヴ・パテル
  • アリア・ショウカット
  • ジョージ・ウェトン

Netflix映画【失くした体】ネタバレ感想

 

この投稿をInstagramで見る

 

Our review of “I Lost My Body” can be read on NextBestPicture.com (Link In Bio)

Next Best Picture Official(@nextbestpicture)がシェアした投稿 –

台詞は少なめ、そしてフランスの映画らしくラストが曖昧な終わり方なので好き嫌いが分かれそうな作品ですが、冒頭から何か惹きつけられるものがあり、わたしは普通に最後まで楽しんで観ることができました。

切断された手が、医療研究施設内の冷蔵庫から逃げ出すシーンでスタートし、再び自分の身体と繋がりたい手は、身体の持ち主であるナウフェルを探し求めてパリの街を彷徨い歩きます。

慣れるまで切断された手の動きや、動く時の音が気持ち悪かったです^^;

切断された手は、ネズミや犬に追いかけられたり電車に轢かれそうになるんですけど、緊迫感がすごくて見ていて思わず体に力が入りました。

主人公に起こった出来事が分かるのはラスト20分くらいからなので、それまでは「手に何があったんだろう?」と考えながら観ていました。

まず、主人公のナウフェルは幼少期に両親を交通事故で亡くしています。

心に傷があるまま成長し、ピザ配達の仕事も失敗続きで、同居中の親戚とも上手くいかず、そんな時にインターホンごしにちょっと強気なガブリエルと出会い恋に落ちます。

ただガブリエルと知り合いたい一心で、電話番号を探したり、職場まで行ったり、後をつけたり。

いやいや、これ・・・ストーカーじゃん( ゚д゚)ハッ!

ピザの配達員にこんなことされたら怖いですよね。

案の定、あとから真実を打ち明けられたガブリエルは激怒します。

ナウフェルは純粋な青年なんだと思いますが、このストーカーっぽいシーンが切断された手よりも不気味でした(笑)

そして、このストーリーに大きく関係しているのがハエです!

幼い頃のシーンも、父親にハエの殺し方を教わっていましたが、手を切断することになったのもこの憎きハエが原因でした。

木材を切る機械が可動している最中に、ハエを殺そうとするシーンはその後に起こる悲劇が簡単に想像できたので、アニメだと分かっていても見ていて怖かったです。

手で握りつぶそうとせず、キンチョール使ったらこんな事にならなかったのにね(泣)

切断された手は、何かに触れる度に今までの記憶が蘇っていきます。

ナウフェルが何歳なのか分からないけど、たぶん20年近く身体の一部として彼と共に生きてきたので、手にも記憶があるんですよね。

手首がカタカタ動き回るのは、不気味に見えるけど、手にも記憶があるのかと思うと切断された手首でさえ愛おしく感じました。

一番印象的だったのは映画のラスト近くで、ガブリエルが録音機から聞こえてくる音でナウフェルの行動を想像するシーン。

ビルの屋上から向かいのクレーンへ飛び移る場面の、ナウフェルの息づかいや歩く音とか風の音など、リアル感が強くてよかったです。

終始暗い雰囲気の映画ですが、とても優しく繊細なストーリーです。

アニメはあまり好きではないけど、この作品は何か心にグッとくるものがありました!

まとめ&評価77点(100点中)

映画の冒頭からハラハラするシーンもあり、けっこう楽しめる作品だとおもいます。

フランス語のみでなく、英語や日本語の吹き替えバージョンも用意されているので、興味のある方は是非ご覧になってみてください。