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映画【ハクソー・リッジ】は沖縄戦を描いた実話で超感動作!あらすじネタバレ&感想と評価

ハクソー・リッジ

『ハクソー・リッジ』は、2016年公開、沖縄戦を描いた伝記映画。

監督は、メル・ギブソン、そしてアカデミー賞2部門を受賞した実話を元に制作された衝撃作です。

今回、U-NEXTで見かけたので、軽い気持ちで観てみたんですけど、予想を大きく超える超感動作でした!!

映画【ハクソー・リッジ】あらすじ

第2次世界大戦中、デズモンドは、人を殺してはいけないという信念を持ち、軍隊に入ってもその意思を変えようとしなかった。
彼は、人の命を奪うことを禁ずる宗教の教えを守ろうとするが、最終的に軍法会議にかけられる。その後、妻と父の尽力により、デズモンドは武器の携行なしに戦場に向かうことを許可され……。   引用:シネマトゥデイ

キャスト

  • アンドリュー・ガーフィールド
  • サム・ワーシントン
  • ルーク・ブレイシー
  • テリーサ・パーマー
  • ヒューゴ・ヴィーヴィング
  • レイチェル・グリフィス
  • ヴィンス・ヴォーン
  • ナサニエル・ブゾリック
  • ルーク・ペグラー

映画【ハクソー・リッジ】ネタバレ感想&評価88点

絶対、人を殺さないという信念を貫き通し、沖縄戦で衛生兵として多くの負傷兵を救ったデズモンド・ドスという人物を描いた実話です。

正直、本作のことは何も知らなくて何の期待もせず観たんですけど、主人公のデズモンドが凄すぎて鳥肌が立ちました。

戦争映画を観てここまで衝撃を受けたのは、間違いなくこの作品が初めてです。

2時間超えの少し長い映画なので、主人公がどのような生い立ちで、このような信念を持つようになったのかが丁寧に描かれているので、ストーリーに入りやすかったです。

第一次世界大戦で心に傷を追った父親が家族に暴力を振るうようになったこと、兄弟ケンカから弟を死なせそうになったこと、そして、母親に暴力を振るっている父親に対し助けるために銃を向けてしまったこと。

 

このような理由から自らも傷ついたデズモンドは、二度と銃に触れない、何があっても人を殺さないという強い信念を抱くようになります。

看護師の彼女ができて、幸せな時間を過ごしていたデズモンドですが、弟や友人たちが次々と出征したことで、彼の心情にも変化が起こります。

『衛生兵なら人を殺さず国のために尽くすことができる』という思いで、志願するわけですが、ジャクソン基地の訓練場でデズモンドを待ち受けていたのはライフルの訓練でした。

ライフル訓練を強要されても断固として言うことを聞かないデズモンド。

次第に上官や兵士仲間から嫌がらせを受けるようになりますが、それでも信念を曲げることはありませんでした。

正直、この辺りでは『この人ちょっとおかしいんじゃない?』と思ってしまうほど、頑固というか、信念を貫き通すんですね^^;

志願しておきながら銃には触れたくないとか、土曜日は宗教上の理由から休みたいとか、舐めてるの?と思いました。

いくら衛生兵だとしても、銃を持たないなら、いざと言う時、自身の身を守ることも、仲間を助けることもできないと思うので、逆に足手まといになるような気がしますよね。

上官たちからは、戦えない兵士はいらないから除隊を勧められますが、それすらも頑なに拒否。

そんなこんなで、デズモンドは軍法会議に掛けられてしまうわけですが、元軍人の父と妻の働きにより、訴えは取り下げられ、1945年激戦地の沖縄ハクソー・リッジに衛生兵として派遣されます。

沖縄戦がどのようなものだったのかよく知らなかったんですけど、とても衝撃を受けました(*_*)

アメリカでは、ハクソー・リッジと呼ばれ、日本では沖縄の前田高地と呼ばれる断崖絶壁が闘いの舞台ですが、死ぬ気で攻めてくる日本兵が印象的で怖かったですね。

そんな日本兵の攻撃を受け、多くの死者や負傷者を出したアメリカ兵は後退するしかありませんでしたが、何しろ断崖絶壁だったので、負傷兵を運ぶことができなかったわけです。

 

瀕死の重傷を負いながらもまだ意識のある仲間を置いていくしかなかったアメリカ側ですが、デズモンドだけが一晩中日本兵に見つからないように負傷兵を手当して、ロープで縛り崖から降ろしていたのです。

デズモンドが手当してあげた兵士の中には、日本兵も2人含まれていたというのだから本当に驚きます。

映画のワンシーンにも、負傷している日本兵を手当してモルヒネを打ってあげるシーンがありましたけど、マジで神のような男だなと思いました。

きっと手当を受けた日本兵も驚いたでしょうね^^;

デズモンドは、ひとりで75名の負傷兵を救助しました。

すごく印象的だったのが、あんなに厳しく当たっていたジャック・グローヴァー大尉が、デズモンドに対し、『人生最悪の勘違いだった』と話したシーン。

信念を貫き通す、とうもろこしの芯のようなやせっぽちのガキだと思っていた男が、あの状況下で誰にもできないようなことをやり遂げたのですから、そりゃ自分の行いを悔い改めますよね。

デズモンドは、この勇敢な行為により、良心的兵役拒否者としては初めて、軍人最高の名誉にあたる名誉勲章を授与されました。

映画でも描かれているように、戦場では英雄として扱われたデズモンドですが、普段はとても控えめで、91年に妻のドロシーが亡くなるまでは、2人で仲睦まじく暮らしたそうです。

デズモンドは、2006年3月に87歳でお亡くなりになりました。

映画を見終わった後、とても興味が湧いたのでハクソー・リッジについて調べてみたんですけど、沖縄の前田高地と呼ばれる場所には、前田高地平和之碑というものが建てられているようです。

あの断崖絶壁だった場所は、今も実在し、そこには多くの負傷兵を救ったデズモンド・ドスに関して書かれた物も建てられています。

新型コロナウイルスが終息したら、ハクソー・リッジの舞台となった沖縄の前田高地、訪れてみたいなー。

戦争映画ですが、どちらかと言うと、自分の信念を貫き通した心優しい青年の実話なので、戦争物が苦手な女性の方にもオススメできます!

有名な作品なので、よければ是非♪

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