今回は、2015年公開のスリラー映画『グリーンルーム』の感想です!
売れないインディーズバンドが楽屋で殺人事件を目撃、逃げ場のない中ネオナチ集団から命を狙われ続ける物語。
U_NEXTのおすすめに出てきたので観てみたんですけど、めっちゃ微妙でした。
ただ、評価の高い作品なので、気になる方は是非チェックしてみてください。
映画【グリーンルーム】あらすじ
売れないインディーズバンドのメンバー4人は、胡散臭い知人に紹介されたライブに参加。
会場は、メンバーの想像とは違い異様な雰囲気を漂わせていた。
なんとか演奏を終え、会場を後にしようとしたメンバーの1人が楽屋に携帯を忘れてきたことに気付く。
足早に楽屋へ向かった彼らは、最悪なことに殺人現場を目撃してしまう。
その場を後にしようとするメンバーだが、ネオナチ集団は逃してくれない。
見張り役の男から銃を奪い、楽屋に閉じこもるメンバーたちだが・・・
キャスト
監督 ジェレミー・ソルニエ
- アントン・イェルチン
- イモージェン・プーツ
- アリア・ショウカット
- ジョー・コール
- カラム・ターナー
- メイコン・ブレア
- パトリック・スチュワート
映画【グリーンルーム】ネタバレ感想&評価55点
パンクバンドのメンバーとネオナチ集団が一晩かけ殺し合うスリラー映画です。
監督は、映画『ブルー・リベンジ』など知られるジェレミー・ソルニエ。

たまたまU_NEXTのオススメに出てきたのでキャスト欄を覗いてみると、『ブルー・リベンジ』で注目を浴びた監督さんの名前が!
ブルー・リベンジはけっこう良作だったので、期待しちゃいますよね。
しかも、タランティーノ監督も『グリーンルーム』を絶賛したらしいじゃないですか。
それは観るしかないでしょ!的なノリで観たんですけど、正直期待した程では・・・ww
まぁ、評価は高めの映画なので、好きな人にはたまらない作品なのかもしれないけど。
まず、バンドのメンバーたちが楽屋に閉じ込められるまでは面白いんですけど、その後のグダグダした感じが長い。
どうでもイイ話が多いから集中力が保てないんですよ。
大したストーリー性もないし、メンバーとネオナチ集団がただ殺し合ってるだけみたいな印象ですかね。
手首がブランブランだったり、犬に喉元噛みちぎられたりと、けっこうグロシーン多いんだけど、基本薄暗いからハッキリ見えないのもマイナスポイント。
あと薄暗い上に、ネオナチ集団がみんな同じ髪型だから、ダレがダレなのかよく分からなかった。
それに、あんなイカツイ男たちが勢揃いしてるのに、素人相手になんであそこまで手こずってるのって話よ。メンバーが銃を奪って楽屋に閉じこもった段階で絶対何とかできたでしょ。
あれくらいの薄っぺらいドアなら蹴り飛ばしたら開きそうだけどね。
男たちも銃持ってるのに、わざわざ応援にピットブル連れてきたり、素人殺すのにどれだけ時間かかってんだよって思っちゃった。
で、この映画の何が一番嫌だったかというと、犬の扱い方かなー。
ピットブルって闘犬だけど、あんな風に人を食いちぎって猛獣を連想させる描写はどうなのかな。
あそこまで凶暴な感じで描いたなら、最後までその流れで行けばよかったのに、ラストが可哀想で仕方なかったわ。
ヨタヨタしながら銃を構えた主人公の前を通り過ぎ、どこに行くのかと思えば撃たれて死んだご主人さまの遺体に寄り添うって・・・(泣)
殺人犬みたいに描かれてるけど、ご主人様が大好きな普通のワンコなのに、人間の勝手で犬に酷いことさせるなって感じ。
ストーリーとしては、一応ハラハラ感はあるんだけど、反撃に出ては一旦楽屋に戻って作戦タイム♪みたいな感じの繰り返しだから、観てて興奮が冷めちゃう。
あと、主演が今は亡きアントン・イェルチンなんですよね。
ヒロインがイモージェン・プーツだったので、ダレが生き残るかキャスト欄見ただけで先読みできたw
アントンの生前最後の主演作となった作品なので、その分余計に評価が高くなってるのかもしれませんね。
全然観れない映画ではないけど、特別何か感じるものがあったワケでもないし、至って普通の殺し合いを描いた作品でした。
お勧めするなら間違いなく『ブルー・リベンジ』の方ですね。