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映画【グッドライアー 偽りのゲーム】は面白くて絶対おすすめ!あらすじネタバレ&感想

グッドライアー 偽りのゲーム

「グッドライアー 偽りのゲーム」は、2019年公開のサスペンス映画です。

詐欺師の男が未亡人の女から資産をすべて騙し取ろうとする物語。

騙される老婆をヘレン・ミレン、そして騙す男をイアン・マッケランが演じています。

控えめに言ってもめちゃくちゃ面白かったですよ♪

映画【グッドライアー 偽りのゲーム】あらすじ

1年前夫と死別したベティは、出会い系サイトでロイという名の男と知り合う。

ロイも3年前に妻と死別、いろいろと共通点があったふたりは意気投合し、レストランで初対面することに。

穏やかで紳士なロイに好印象を抱いたベティ。

ベティに対するロイの気持ちも同じだと思われたが、ロイの本性は誠実そうな人柄とはかけ離れた詐欺師だったのだ。

ベティが車をキャッシュで購入した事を知ったロイは、更にベティに興味を抱き、彼女を騙し家へ転がり込んだ。

そんな事とは知らず、膝が悪いロイを心配するベティ。

しかし、ロイに不信感を抱いたベティの孫スティーブンは警告する。

ベティの資産が50万ポンド以上だと予想するロイは、仲間と共に全資産を奪い取る計画を立て始めるが、ベティの資産は270万ポンド以上あり・・・
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キャスト

監督 ビル・コンドン

  • ヘレン・ミレン
  • イアン・マッケラン
  • ラッセル・ドヴェイ
  • ジム・カーター

映画【グッドライアー 偽りのゲーム】ネタバレ感想&評価94点

老人の騙し合いを描いた物語ですが、予想を大幅に超えてめちゃくちゃ面白かったです!

騙されているフリをする女を演じたヘレン・ミレンと、騙したつもりでいる男イアン・マッケランの演技が最高でした。

ベテランのふたりが主演なので、安心して観ていられますし、どんな嘘が隠されているのか先読みできない展開がすごく面白かったです。

未亡人で世間知らずのような老婆ベティが、出会い系サイトで知り合った詐欺師の男ロイに全資産を騙し取られそうになる物語です。

ロイは、優しく穏やか、可愛いおじいちゃんという見た目に対し、本性は暴力的で仲間からも騙して金を奪い取る血も涙もない老人。

ベティや孫のスティーブンの前で見せる顔と、詐欺師の顔が全く正反対なのでそのギャップがより一層面白さを際立たせています。

ベティの孫スティーブンは、初めからロイを怪しく感じ、ベティに警告し続けますが、彼女は聞く耳を持ちません。

終いには、ロイの詐欺仲間ヴィンセントまで登場し、ベティの270万ポンド以上ある多額の資産と、ロイの分を合わせて共同投資の口座を設立しようと持ちかけます。

迷うベティに対し、スティーブンは独自調査を行いました。

その結果、ロイはドイツ人だということが判明。
戦後別人に成りすまし、英国人と偽って60年以上も罰せられることなく英国で暮らしていたのです。

普通なら、ここで目を覚ましそうなものですが、スティーブンから責められるロイを見たベティは、可哀想だと思ったのか彼との共同投資を決意。

いやいや・・・、違うでしょ!?とツッコミ入れたくなります(笑)

殺人絡みの事件に関わり、亡くなった友人になりすましていた事実が発覚、明らかに不利な状況に陥るロイですが、ピンチをチャンスに変えるというのは、こういう事か・・・(´・ω・`)フムフム

そんな事を考えながら観ていたら、まさかのオチが隠されていました。

騙されていたのは、ベティではなくロイの方だったのです。

騙し合いを描いた物語なのは知っていたので、お金の取り合いを描いてるのかなと思っていたけど、そんな安っぽいシナリオではありませんでした。

確かに、ベティから全資産を奪い取ったと思われたロイですが、ベティのほうが何十倍も上手だったんですね。

ベティは、ロイの全資産を逆に奪い取りますが、彼女の本当の目的は金などではなく、幼かった自分をレイプし、家族を死に追いやった男への復讐だったのです。

ベティもロイも英国人ではなくドイツ人、しかも十代だったふたりは英語の教師と生徒という関係ですでに出会っていたのに、ロイはベティに気付かなかったのです。

ヤッたほうは簡単に忘れても、ヤラれたほうは絶対忘れないみたいなやつです(^^)

物語の真相が分かり、改めて思い返してみると、そこら中に伏線が張り巡らされていたということ。

例えば、ベティの家の周りをうろつく銀色のアウディ。
あれは、ベティの本当の孫が祖母を心配して見張っていたのです。

スティーブンは、孫ではなく本当の孫のパートナーで優秀な調査員でした。

ベティがやたらとキャッシュで車や家を購入したと自慢するシーンも、ロイに興味を抱かせ自分に共同投資の話を持ちかけさせるため。

キャッシュで購入したなんて他人に言うもんじゃないのに・・・と思いながら観ていたけど、そういう狙いがあったんですね。

そして、ベルリンという言葉が何度も登場したのは、ロイもベティもベルリン出身で全ての始まりがそこだったから。

ロイと一緒にベティを騙す気満々だった友人のヴィンセントが突然弱気になったシーンも不思議で仕方ありませんでした。

スティーブンやベティから全て打ち明けられたヴィンセントは、同情したのか最後までベティたちの企みをロイに話すことなく、止めといたほうが良いと警告しつつ、共同投資の送金に立ち会い、ロイの破滅に手を貸しました。

予想外だったのは、ベティがロイの元仕事仲間で彼が裏切った連中にも手を回していたところです。

真相が分かり、ベティを殺害しようとするロイの元に、自分が裏切り金をだまし取った連中が現れフルボッコにされ、口も聞けない体に。

年老いてあんな体にされて、一文無しになって、まさに今まで自分が行ってきた悪行のツケが回ってきた感じなんだろうな。

惨めなロイに対し、家族に囲まれ優雅に生活するベティが最後は印象的でした。

2人が初対面したレストランのシーンからは、想像もできないような真相が隠されていたし、大人のだまし合いという枠では収まりきらないほどの見事な復讐劇でした!

それにしても、ベティと彼女を心配するスティーブンのやり取りが全部演技だったなんて、ふたりとも役者過ぎる(笑)