Netflix映画「デスペラードス〜崖っぷち女子旅〜」の配信が7月3日(金)からスタート!
勘違いから、付き合い始めたばかりの彼氏に送ってしまった暴言メール。
彼に読まれる前にメールを削除したい女が親友2人とメキシコへ飛び、どんちゃん騒ぎする物語です。
主演は、映画『アラジン』のダリア役で知られるナシム・ペドラド。
主人公の女がぶっ飛んでるのでけっこう面白かったし、親友2人との友情も素敵でした。
Netflix映画【デスペラードス〜崖っぷち女子旅】あらすじ
恋も仕事も上手くいかず、八方塞がりの主人公ウェスリー。
1年の間に、17回も面接に落ち、その倍以上の数の男性たちとブラインドデートしたにも関わらず、毎回フラれていた。
そんなある日、ウェスリーは友人から紹介された男性ショーンと初対面するが、会って数分で振られてしまう。
酷く落ち込むウェスリーだったが、帰りに転倒したことがキッカケで、介抱してくれた男性ジャレッドと運命的な出会いを果たす。
なんとしてもジャレッドを離したくないウェスリーは、自分のクレイジーな性格を隠し交際を始めることに。
しかし、5日間ジャレッドから連絡が途切れたことで逆ギレ、酔っ払った勢いに任せて親友2人とジャレッド宛てに暴言メールを書いて送信してしまう。
ジャレッドは、ウェスリーから逃げたわけではなく、出張先のメキシコで交通事故に遭いスマホが使えないだけだったのだ。
そんな事とは知らず、意識が戻ったジャレッドからの電話で、ウェスリーは自分が大きな勘違いをしていたことに気付くが、時既に遅し。
なんとしてもジャレッドがメールを読む前に削除したいウェスリーは、親友2人を連れメキシコへ飛ぶが・・・
キャスト&登場人物
監督 LP
ウェスリー (ナシム・ペドラド)
金融会社に務めていたが、長年の夢だったスクールカウンセラーの資格を取得し面接に挑むも、毎回不採用。恋も仕事も上手くいかず、情緒不安定で鎮痛剤を常用中。口が過ぎることに気付いていない。
ブルック (アンナ・キャンプ)
夫の浮気が原因で結婚生活はすでに破綻ぎみだが、現実から目を逸らし受け入れようとしない。自分勝手なウェスリーを厳しく叱り倒す頼れる女性。
ケイリー (サラ・バーンズ)
不妊に悩み、スピリチュアル的なものを信じている。後半には、養子を迎える決意を固める。ブルックに叱られるウェスリーをフォローしてあげる優しい女性。
ショーン (ラモーン・モリス)
2年前に愛する妻を亡くし、それ以降女性との交際に後ろ向き。ウェスリーを振ったあと、偶然メキシコで再会、 ハチャメチャなウェスリーに次第に惹かれていく。
ジャレッド (ロビー・アメル)
サイコパスな元カノに酷い目に遭わされた過去がある事から、気分に波のない普通の女の子との交際を望んでいる。 ウェスリーがクレイジーな性格の持ち主だと知らず、彼女に恋する。
Netflix映画【デスペラードス〜崖っぷち女子旅】ネタバレ感想&評価75点
妄想と大きな勘違いから、付き合い始めたばかりの彼氏に暴言メールを送ってしまった女のドタバタ劇を描いたラブコメディ映画です。
ゲラゲラ笑えるシーンはないけど、クスッと笑えるシーンが多くて普通に最後まで観れました!
主人公のウェスリーは、下品で短気、妄想癖があって、口が過ぎるせいでいつも大失敗をしている女性なんだけど、おバカ過ぎて逆に可愛く感じました。
普通に現実の世界にもこういう人いますよね。
聞かれてもないことベラベラ喋って自爆しちゃうタイプ(笑)
カトリック系スクールの面接シーンは、尼僧の反応がおかしくて笑えました!
想像力が豊かな主人公は、付き合い始めたばかりの彼氏から連絡が途切れたことを心配し、その後開き直って逆ギレ。
初セッ○ス直後だったから、これまたタイミングが悪くて、ヤリ逃げされたと勘違いしちゃったからさあ大変。
恋人から数日メールが来ないだけで、この世の終わり並みに落ち込んで泣き喚く、いわゆる面倒くさい子ちゃんです。
このタイプの女性が暴走すると、もう誰も止めることはできません。
それにしても、付き合い始めて間もない彼女からあんなメール来たらドン引きもいいとこですよね。
自分だったら、ビックリして数十回読み返すと思うわ(笑)
で、彼がその暴言メールを読む前に、なんとしてもメールを削除したい主人公は親友2人を引き連れメキシコへ飛ぶんですけど、そこでの経験がハチャメチャな主人公を成長させます。
主人公と黒人男性ショーンが仲良くなるのは予想できたけど、主人公と親友たちの関係が崩れてしまうのは意外だったかも。
ラブコメって男女のゴタゴタを面白おかしく描いてる映画が多くて、女同士の友情なんて二の次って感じでしょ。
それに比べ、本作はどちらかというと主人公と親友2人の関係の方が見所かもしれません。
主人公の癇癪に付き合ってあげていた親友たちですが、次第に自分の事しか考えてない彼女に嫌気がさしてくるんですね。
どんなに親しい仲でも思いやりや感謝を忘れてはダメ。
結局ソコなんですよ。彼女が落ち込んで泣きわめくときは、ずっと傍にいてあげて、お願いされればバカバカしいと思いながらもメキシコまで付いてきてあげてるのに、感謝すらない。
それどころか、親友ふたりのアドバイスは無視で更に大暴走。
そりゃ、『もうやってらんないわ!』ってなるよね。
我慢の限界だったふたりは、主人公と距離を置くことを決意。
彼氏に捨てられ、親友たちからも見捨てられ、更にどん底に落ちる主人公ですが、そんな彼女を救ったのがショーンでした。
ショーンに紹介された学校で、見事スクールカウンセラーとしてのキャリアをスタートさせたウェスリーは、カウンセラーの仕事を通して、いつも傍にいてくれた親友が自分にとってどれほど大きな存在だったのか気付いていくわけです。
仲直りで謝罪するシーンもハチャメチャな主人公らしく、面白かったけど、親友2人の愛情が感じられジーンときました。
メキシコの旅で散々な目に遭った主人公だけど、成長するために必要な過程だったと思えば、結果オーライかな。
間違いなく女子向けの映画だと思います。
新作なので、よければ是非♪