「チャッピー」は、2015年に公開されたSFアクション映画です。
誘拐された人工知能搭載ロボットがギャングと不思議な絆を育みながら、壮絶な戦いに巻き込まれていくストーリー。
監督は、「第9地区」などで知られるニール・ブロムカンプ。
Netflixの新着で見かけたので何も考えず観たら、カナリ良い映画でした!!
控えめに言っても、めちゃくちゃ面白かったです。
映画【チャッピー】あらすじ
2016年、南アフリカ。
ディオンは、世界初の自身で感じ、考え、成長することができる人工知能搭載ロボットのチャッピーを開発する。
しかし、世界でも有数の危険地帯ヨハネスブルクに巣食うストリートギャングにチャッピーと一緒に誘拐されてしまう。
起動したばかりで子供のように純粋なチャッピーは、ストリートギャングのメンバーたちと接し、彼らから生き抜くためのスキルを学んでいく。
圧倒的スピードでさまざまな知識を吸収していくものの、バッテリー残量が5日分しかなく……。 引用:シネマトゥデイ
キャスト
監督 ニール・ブロムカンプ
- シャールト・コプリー
- ヒュー・ジャックマン
- シガーニー・ウィーヴァー
- デヴ・パテル
- ニンジャ
- ヨ=ランディ・ヴィッサー
- ホセ・パブロ・カンティージョ
- ブランドン・オーレ
- ジョニー・セルマ
- モーリス・カーピーディ
映画【チャッピー】感想と評価88点
廃棄予定だったロボット警官に、人工知能と人間の心を持たせ誕生したチャッピーのお話。
チャッピーってふざけた名前からは想像できなかったくらい良い映画でした!
映画冒頭のロボット警官隊がギャングたちを倒すシーンはカッコイイけど、チャッピーは全くの別物です。
ストリート・ギャングたちに誘拐されたため、彼らのアジトで誕生してしまうけど、生まれたてのチャッピーがとにかく可愛い(*^^*)
例えるなら、はじめて家にやってきた子犬みたいな感じ。
徐々に言葉を覚えていった後は、純粋な心をもった子供のようになりますが、ギャングに育てられているためどんどんギャングっぽくなっていきます。
喋り方や気取った歩き方までそっくりで、子供がギャングの真似しているみたいで可愛かったです。
特に、騙されてギャングたちと車を強奪するシーンは笑いました(^^)
チャッピーの家族的存在のギャングたちにも、それぞれ教育の役割分担みたいなものが出来上がっていて、人間の子供を育てているみたいで面白かったです。
チャッピーがマミーと呼ぶヨーランディとの関係は特別で、観ていて微笑ましかった♪
ですが、可愛くて面白いだけの映画ではなく残酷なシーンもあります。
まだ子供の心を持つチャッピーが、他のギャングたちからボコられて火を付けられたり、ヒュー・ジャックマン演じるヴィンセントに腕を切断されるシーンは可哀想で観るに耐え難いものがありました。
本作では、ヒュー・ジャックマンは悪役なんですけど、とにかく鬱陶しかった(-_-)
チャッピーに酷いことするシーンのせいで、ヒュー・ジャックマン嫌いになったわ(笑)
ラストは、撃たれて死にかけのディオンの意識をロボットに転送。
充電切れになる直前のチャッピーの意識も、別のロボットに転送して、ふたりは新たなロボットとして生まれ変わります。
チャッピーは良しとして、人間だったディオンがロボットになって、これからどうやって生きていくんだよってツッコミ入れたくなるけど、チャッピーもディオンも死なずにすんで良かった!
予想外だったのが、ヨーランディでした。
チャッピーがヨーランディにヘルメットを被せて意識を転送させる実験をしてたと思いますが、あの時のヨーランディの意識がUSBに保存されていて、それを使ってロボットとして生き返らせるという設定みたいです。
この映画、高評価と低評価でけっこうハッキリ分かれているようですが、個人的には最近みた映画の中でもトップに入るくらいの作品だったとおもいます。
SFアクションだけでなく、泣いたり笑ったり感動したり、そしてすっごい切ない映画でもありました!
チャッピーがめちゃくちゃ可愛いので、女性の方でも観れる映画だと思います!
NetflixとU-NEXTでご覧になれます。