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映画【彼女が目覚めるその日まで】実話ベースの話がリアルで怖い・あらすじ&感想と評価

「彼女が目覚めるその日まで」は、2016年公開の実話を基に作られた映画。

この作品は、抗NMDA受容体脳炎に侵された女性の自叙伝「脳に凄む魔物」が原作となっており、実在の人物スザンナ・キャハランをクロエ・グレース・モレッツが演じています。

クロエの演技が素晴らしく、あっという間にストーリーに引き込まれました。

あまり聞き慣れない病なので、是非多くの方に観てもらいたいなとおもいます。

映画【彼女が目覚めるその日まで】あらすじ

憧れのニューヨーク・ポスト紙で働く21歳のスザンナ。

ミュージシャンの彼氏を両親に紹介し、仕事も恋も充実した生活を送っていた。

しかし、あるときから頭がぼんやりしたり、目眩、手足のしびれ、頭痛や胃痛に悩まされるようになり、仕事でもミスが目立つようになっていた。

その他に、幻覚や幻聴も現れ始め、スザンナは病院を訪れMRI検査を受ける。

どこにも異常は見つからなかったが、症状だけが悪化していった。

そんなある日、スザンナに任せられていた上院議員へのインタビューで大失態を犯し、その夜ひどい痙攣を起こし病院へ運ばれる。

検査をしても相変わらず、何の異常も見られなかったが、両親は娘が娘でなくなっていく様子が怖くて仕方がなかった。

そして、また酷い痙攣を起こし病院へ。

医者の診断は、統合失調症や双極性障害などの精神疾患。

医師たちは、専門の精神病院へ転院させることを勧めたが、両親は納得がいかず大反対した。

医師たちも皆頭を抱える中、その中のひとりカーン医師が知り合いのナジャー医師に相談。

そして、それが精神病と診断されたスザンナを救うこととなった。
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キャスト

監督 ジェラルド・バレット

  • クロエ・グレース・モレッツ
  • トーマス・マン
  • リチャード・アーミティッジ
  • ジェニー・スレイト
  • ナヴィド・ネガーバン
  • キャリー=アン・モス
  • タイラー・ペリー

映画【彼女が目覚めるその日まで】感想と評価75点

映画の冒頭からラスト10分くらいまで、主人公の女性スザンナの身体が徐々に壊れていく様子が描かれています。

今まで健康体だったにも関わらず、何の前触れもなくいきなり「抗NMDA受容体脳炎」という珍しくて恐ろしい病に襲われ、挙句の果てに精神疾患で片付けられそうになるのがすごく怖かったです。

スザンナは病院で検査を受けていたものの、結果は異常なし。

徐々に身体が壊れていき、最後は死人みたいになっているのにどこにも異常が発見されないとか怖すぎます。

医療のことはよく分かりませんが、体中すべてを検査して異常が発見されなければ、あとは精神疾患で片付けられてしまうものなのでしょうか。

スザンナの場合、両親が精神病院への転院に断固反対したので、何とか難を逃れることができましたが、あのときもし両親が諦めていたら、スザンナは今頃精神病院で縛られているってことですよね(T_T)

もし、自分や家族に同じことが起き、こんなに苦しんでいるのに精神疾患と診断され精神病院へ送られたら・・・と考えるとゾッとします。

スザンナを担当した医師のひとりが、知り合いのナジャー医師に相談したことで彼女は救われたわけですが、この映画を観てセカンドオピニオンやサードオピニオンがいかに大事なのか理解できました。

スザンナが侵された病「抗NMDA受容体脳炎」は、興奮、幻覚、妄想など統合失調症の症状が急速に出現するのが特徴のようで、実際は抗NMDA受容体脳炎なのに誤った診断で精神疾患と診断されてしまうケースも多々あったようです。

病名が発覚したスザンナは、適切な治療により徐々に回復、そして7ヶ月後には仕事復帰も果たしました。

そして、彼女が書いた手記により正しい治療が行われるようになったそうです。

以前は、この病のことをあまり知らない医師もいたようなので、病気の認知度を上げた作品になったとも言えますね。

そして、スザンナの病を発見したナジャー医師は、自己免疫性脳疾患の病院を開き、今でもスザンナと交流があるそうです。

映画のラストで2人の写真が登場しますが、本物のスザンナの方がクロエよりも美人で驚きました^^;

2015年には、病気になる前からお付き合いしていたミュージシャンの彼氏と結婚したそうです。

病気に関してだけでなく、家族や恋人、スザンナのまわりにいる人みんなが温かくスザンナをサポートしていたのも印象的な映画でした!

大きな盛り上がりなどはないですが、こういう病があるということを知ることができたので、観てよかったと思います。

クロエの演技もリアルですごく引き込まれました。

U-NEXTでご覧になれますので、もしよければ是非♪